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過去の日記



[行間を読め!]

Feb.2,2000 (Wed)

これが俺達の議会制民主主義さ

 ↑とある作品に出てきそうな口調で読むこと。

 とにかく”酷い”の一言に尽きるね・・・今回の国会はねぇ・・・与党も野党も関係ない。
数の暴力を恥ずかしげも無く行使する与党もダメだし、駄々っ子と同レベルな野党もダメだ。
ということは、要は日本の国会がダメってこった。

 日本唯一の立法機関であんな事をやっておいてねぇ・・・・徳島市の住民投票に対して、衆愚政治の始まり云々とか言ってられないでしょう?
だって直接民主制だろうが間接民主制だろうが、衆愚には変わり無いんだからね。

 あ、因みに俺は河口堰(第十堰)の可動堰への改修工事には反対だからね。
例え河川関係の学問とかを習っていても、いまいち河口堰を治水目的で建設する意義ってのが見いだせないからね。
河口堰を使用して治水をはかるのは、ハッキリ言って高くつくんだからな。
それに関係者(建設省)の発言がコレまた気にくわない。
「徳島市が洪水の際の保証を行うというのであれば、別に構わないですがねぇ」とか言いやがる。
てめぇガキか?と思わんばかりの言いぐさだ。
仮にもカメラの前で全国に発信されかねない状況で、いくら頭が痛い思いしているからって、このセリフは無いだろうに。
政府機関の広報も、出して良い人間とダメな人間をキッチリ判断しやがれ。


Feb.3,2000 (Thu)

 病み上がりで、サボってました。


Feb.4,2000 (Fri)

 病み上がりで、サボってました。


Feb.5,2000 (Sat)

 病み上がりで、サボってました。


Feb.6,2000 (Sun)

永田町という名の猿山

 風邪にかこつけて、一週間ほど研究室へ顔を出さないでいたら、助手から無視されるように成っていた。
非常に喜ばしい事だ(笑)何の説明もしない私も私だが、そのまま無視という行動に繋げる彼のメンタリティは、ハッキリ言ってガキのそれに近いモノがある。
まぁ、別に初めてという訳では無いので、全く気にならないけどね。

 PC関係のニュースサイトを徘徊していると、結構アレでナニな状況に成りつつある。
今年の第3四半期には、1GHzの大台にのるののらないの・・・と。
CPUのクロックは、ムーアの法則とは直接的に関わる訳では無いが、パフォーマンスのアップには違いない。
考えてみれば、現時点でのエントリモデルのクロックは、そろそろ500MHzが当たり前の状況であるからして、未だ200MHzでああだこうだやっている自分がちょっと哀しくなる。
ちょっと前に、HALが持ち込んだ河童/500MHzで、ヤツがクロックアップを試した際に750MHzを越えた時はさすがに呆れたが、クロックアップするしないに関わらず、今PCを買う人は別段不思議ではない速度である。
簡易ベンチマークソフトであるHDBenchであっても、実際にトップの値を超えるのを見たのは、それが初めてであった。
此処でやっぱり疑問というか、負け惜しみというか・・・とにかく言いたくなるのは『そんな速度出して、何に使うんだ?』という事だ。
ベンチマークに一喜一憂する楽しさは分かるし、実際コンピュータ何てモノは速ければ速いほど良いのだが、本当に必要なのか?と感じずには居られないのだ。
私が実用した最高クロックは、300MHz程度であるが、実際それで十分だった。
私が普段使用するのはWindowsNT4.0だが、このOSは300MHzもあれば、かなり快適に使用することが出来る。
それ以外で最も重量級のアプリケーションは、MSのオフィスだが、MS_Office2000等というバカみたいなでかいソフトは使わず、97のバグフィックス版にとどめている。
写真屋だって3.05の機能で私には十分だし、後はマクロメディアのソフトくらいだ。
そう、私はあまり重たいソフトはイヤな上に、使っていないので、Pentium with MMX/200MHzで結構十分だったりするのだ。
だが、面白い事に、これらのソフトをWindows98上で構築した環境で使用すると、やたらと重くなる。
つまりOSが巧く働いて無いのだ。
かなり酔狂な話ではあるが、AMD_K5/PR166(133MHz)の頃からNT4.0を使って来たので、DOSベースのWindowsが如何にマシンパワーを無駄に喰らうかは良く知っている。
K5の頃は、OSの方が無駄にマシンパワーを喰らっていたが、今のような現状になると、返ってNT4.0の方が動作フィーリングが上なのだ。
だから・・・Windows2000はいただけない。
ある意味動作の軽くなった点はあるかも知れないが、それはNTカーネルの恩恵であって2000の恩恵ではない。
NTを常用している人間の2000の評価は、ハッキリ言って『重い』というモノが多いのだ。

 更に話を進めると・・・DOS最後のWindowsと成るはずだったMilleniumは、Windows98/3rdEditionという形でのリリースになるとか。
しかもβバージョンを試用している人の話では、DOS窓が無いらしい。
私にはDOS窓を無くす意義が分からない。
WindowsのGUIってそんなに信用できるか?だいいちなぁ、シェルにExplorerを統合した辺りから、なにやらおかしくなったんだ。
Windows上でFDのフォーマットが出来ないとか、別の機械で読めるディスクが読めないとか。
「かなりいい加減」それが私の評価である。

 金さえあれば幾らでも乗り換えるのだが、無いからこんな事を書いている・・・。


Feb.7,2000 (Mon)

 最近何かと凶悪な事件が増えている・・・昼時のワイドショウはネタに事欠かないのをきっと喜んでいる事と思う。あーあ、世の中にぴちがいが増えて困る・・・。

 ニュースサイトによると、Windows2kを深夜にカウントダウン販売するイベント等を、企画させられているショップがあるとか。
はた迷惑この上ない所行である。
Windows2kはNT4.0の後継であって、Windows98 を使用しているユーザーが無理に乗り換える必要の無いOSである。
どっちかてぇと、ばらまくだけばらまいたプレリリース版の使用期限のせいで買わざるを得ない人の方が多いんじゃないのかな?
こうして考えると、Windows95が発売になったときのぴちがいじみた騒ぎが懐かしくも感じる。

 95の発売当時、私はいわゆるPC/AT機に興味なんぞは無かった。
まぁ、Appleに多少憧れがあったって程度だろう。
あのときのバカ騒ぎは、やたらとマスコミを賑わせたので、当時必要としなかった私ですら憶えているのだ。
あの当時、朝日TV・日経を筆頭に、マスコミはこぞって『コンピュータのカクメイ!』等といった意味合いのトチ狂ったコピーを垂れ流し、PCに全く興味のない人間までもを巻き込む始末。
いったいどういうモノが発売されたのか?と、やたらと不思議だった。
当時その流れに巻き込まれた不幸なバカのお話がある。
それは〜Windows95のCDを購入し、さぁインターネットとかいうモノを体験してみよう!と、CDラジカセに入れたが何も出来なかった〜というモノだった。
無知とは恐ろしい・・・という単なる教訓を与えるエピソードとは思えない、これは正しい情報の在り方という事を感じさせられるという教訓なのだ。
あのWindowsのバカ騒ぎからそろそろ五年・・・別にWindowsの功績では無いが、実際にインターネットという情報のハイウエイの普及に貢献した事は確かだ。
が、インターネットの急速な普及と、僅かながらの成熟がもたらした結果は、Microsoftという幻想に気づく消費者を増やしたという事だ。
つまり、どう頑張っても、もうあのぴちがいじみた熱狂は返ってこないということだ。
それでも彼ら(M$KK)は幻想を追いかける・・・最初からありはしなかったM$の新製品に対するアコガレやセンボウと言う名の・・。

 さて、95年当時と言えば、既にAppleはSystem7(漢字Talk7)を投入した後である。
思い違いで無ければ、System7.5(同漢字Talk)の投入時期とWindows95は、あまり差が無かったと思う。
そんなAppleユーザーから見れば、Windows95の当時の乱痴気騒ぎは甚だ愚かだっただろう。


Feb.8,2000 (Tue)

 済まんが、昨日の記述の続き(いいわけ)の様になる。

 下の記述で、最後の方にApple〜云々というモノがあるが、お忘れにならないで欲しい・・・私は基本的にAppleユーザーだということを。
だから記述がApple贔屓になって当然なのだ。


Feb.9,2000 (Wed)

 かなえられない物欲を慰めるために、またもやダメ雑誌「アスキー」を買った。
今回は、以前買った月刊アスキーよりちっとはマシな、「DOS/V異臭」(笑)というハードウエア関連の記事が多いヤツだ。

 まぁ、色々と載っているのは良いのだが、やっぱりメインの記事がSlot1や820とかで、さっぱり興味の方向と違う。
Intel系のチップセットを採用したM/Bで興味があるのは、当然Dual仕様なんかのM/Bなのだが、さっぱり載っていないのでちょっと残念。
確かに820は最新のチップセットであるが、明らかに売れていないものを載せて稼げるのか?RIMM採用のボードが、これからメインストリームになってくるとは思えないのだがな。
それと、以前からアスキーの記事の中で嫌いだったライターに「山崎マキコ」ってのが居る。
今回買ったDOS/V異臭にも記事があったが、やっぱりダメだこのライター。
別に内容がダメってだけなら、アスキーにはそういう連中がたっぷり居るが、その中でも際だってダメなのがこのライターなのだ。
昔の事まで書き出したら止まらないので、今回の事だけを書いて置く。
続くとは思ってなかった記事に『パワーアップゲリラ』とかいうのがある。
コレは、知り合いや関係者のちょっと古い仕様のマシンを、無理矢理アップグレードするといった内容だ。
まぁ、ただそれだけならくだらない記事のひとつで済むのだが・・・以前は”ゲリラ”とかタイトルに付いてるから、なんか迷彩着込んでやっていたのだが、今回は酷い。
なんせ、中東アラブ系の民族衣装を何処かで調達して、それを着ているのだ。
確かに、一般人のイメージというか偏見として、中東→パレスチナ問題→ゲリラ=アラブの民族衣装、となるかも知れないが、コレはいくらなんでも無いだろう(-_-;)
だって、特定の民族に対して”ゲリラ”って決めつける所行じゃないか。
中華系に対して、チャイナ服じゃなくて人民服出して来るのとは違い、コレはいかがなもんかなって感じだ。

 程度の問題では無いが、どうせやるなら『あさりよしとお』の”気分はテルアビブ”ぐらいいっちゃってる内容を載せれば、返って笑えるのだが・・・・。

 あさりよしとお=漫画家;宇宙家族カールビンソン等を書いてる。
この作者自分の書いている「まんがサイエンス」の著者近影で、和室の床の間に着物で座り、自前のショットガンのモデルガンを持って写っている。
しかも、その床の間に飾られている掛け軸には、『テルアビブ』とおお書きされていた。


Feb.10,2000 (Thu)

 腰が痛い・・・相変わらずだ。
やっぱり運動不足が効いてるなぁ。

 さて、先日の「DOS/V異臭」の件だが、新たな情報が入った。
と言っても、あの雑誌を読み進んだだけですが、読者ページなるものに「”山崎マキコ”の記事が好き」という投稿があったのだ。
本気か?!コイツ・・・と本当に我が目を疑った。
まぁ、他人がどう感じようが関係ないのだが、あれだけこき下ろした記事にファンが居るってのが個人的に驚きだ。

 別に大した事ではないが、夜中の十時過ぎにこのページを置いてあるサーバとの接続状況と速度を調べてみた。
調べた〜云々と言うと、何とも大仰であるが、単にtracertコマンドをかけてみたに過ぎない。
取りあえず結果がこちら(GIF形式12kb)です。そんでもって、これがテレホタイムに入るとやたらと遅くなる。
元の速度に戻るのは、大体午前四時を過ぎるあたりになります。

 遅くなった方も載せようかと思ったけど、これを書いている時間が休日なものですから、思ったほどの混雑でもない。
いったいルートのどの辺りでやたらと混むのかを今後調べようと思う。


Feb.11,2000 (Fri)

就職活動

 今日も今日とて、インターネットで会社を漁る。
そんな事を言ったって、単に就職関連ページで会社を物色してみているに過ぎないんだけどね。
この手のサービスで有名なのは、リクルートナビだけど、あちらはメールが煩いから、現在使っているのはIBAC(Inter-Business Associates Corporation)とかいうやたらと長い名前だが、使い勝手が自分にあっているので使っている。
五年生をやっていた時に使ったリクルートナビは、当時はあまり就職しようって気が強くなかったせいか、まともに使ってなかった。
登録の仕方や内容を考えても、リクルートの方は、やたらと細かいデータまで書かせるから嫌いだ。
だって、この内容がいつ売り飛ばされるか分からないし・・・。
一応契約内容ってヤツの確認があるけれど、最後の項目に『契約者に連絡無くこの契約内容を変えられる』ってのが書いてあった。
コレって、結局はこの個人情報は俺達のもんだ!って言ってるのと変わらねぇじゃ無いか?そういう傲慢さが嫌いだ。
リクルートナビが何で造られているかは知らないが、IBACの方はエラーメッセージからLotus-Dominoを使っているという事が知れた。
まぁ、とある寡占的ベンダのソフトを使ってないってだけで、俺は安心?!だ。
エラー出しておいて安心も糞も無いが、少なくとも俺はM$に比べたら、Lotusの方が好きだからだ。
まぁ、あそこと比べたら、どんなところも好きになるがな(笑)
因みに、Lotus-DominoってのはLotus NotesのアプリにWebベースでアクセス出来るようにするサーバソフトのひとつだ。
かなり普及しているソフトで、ユーザーが多い。
いわゆる現在のLotusの稼ぎ頭(Notesがね)な訳だが、M$は新しいOSのバージョンが出る度に、これを一時的に動かせなくするのが大好きである。
自社の競合ソフトより売れているのが悔しいらしい(笑)

 さて、いわゆるネットにおける就職情報ページの話だが、別にサイトがこれだけって訳じゃない。
結構な数のサイトが、そこら中にある。
大手って事だと、日経はもちろん最近はソフトバンクも参入している業界である。
大量の登録企業を集めることが出来れば、自然に大量の学生がアクセスするわけで。
とにかく企業から金を引き出したい人間にとっては、濡れ手に粟といったところだろう。
しかし、リクルートコスモスが一手に牛耳っていた時代とはもう違う。
大手企業を始め、ある程度の規模の会社でも、リクルート活動の中心をネットへとシフトさせている現在、以前とは比べものにならない額の投資で、この業界に参入出来るのだ。
ネット上でいかに優れたサービスを、就職希望の学生に提供できるかにかかってくる。
つまり、ネームバリューだけでは、おいてゆかれる可能性があるのだ。
現在多くの登録学生を確保できているリクルートナビは、それこそサービスの洗練度を上げないと、今後は廃れる可能性もあるのだ。

 なんかリクルートナビの批判をしている様な内容だが、実際使いづらいのだからしょうがない。
首都圏や大都市圏の学生にだけ使いやすくしたってどうしようもないんだ。
地域密着が可能な、地域限定のその手のサイトが今後更に伸びると私は考える。
企業の人事関係のスケジュールを地域別に調整し、限定された地域内で最も効率よく大量の企業を訪問・試験を受けれるように、サービスを洗練させて欲しいものだ。


Feb.12,2000 (Sat)

 Netscapeがようやく復調した。
今まで何も書いて無かったけど、なんか多重に命令与えたり、特定のページに行くと、やたらとメモリのアドレス違反でクラッシュしていたのだが、完全にクリーンインストールしたら、元に戻った。
さて、クリーンインストールだが、間抜けな話通常の手順では出来ないのだ。
コレは別にNTに限った事では無いが、細かいレジストリキーなんかは通常のアンインストール命令だけでは残ってしまう。
ソフトを追加したり削除したりを繰り返している人は、レジストリエディタを起動して見てみるといい、過去のソフトのレジストリのゴミがたんまりあるから。
でも、この作業はあまり推奨できない事でもある。
間違って別のキーを削除した日にゃ、ソフトが立ち上がらなくなるからね。
単なるソフトエアキーだけなら直ぐ分かる場所にあるが、Netscapeで検索をかけてみれば、それ以外にもぽろぽろ出てくるよ。
クラッシュを繰り返していた時期には、どうしても見なきゃいけないサイトは、IE3.02(笑)を立ち上げて見ていたのだったが、ようやくクソIEの世話にならずに済む。
でも、ため込んだクッキーが消えたから、色んなサイトのフォームにいちいち入力しなきゃいけない(^_^;)
まぁ、クッキーなんていちいち保存する人なんか居るのか?って感じだけどね。


Feb.13,2000 (Sun)

 いつの間にか日曜日になっている。
今日は、教授込みの卒論発表練習の最後の回だ。
今日こそは参加せねば・・・と思っていたが、案の定寝過ごす。
ちょっと遠い場所に住んでいる先輩に「家出る前に電話いただけます?」とモーニングコール(実際にはアフタヌーン)を頼んでおき、しかも先輩が忘れずにやってくれたに関わらずだ。
どうも最近ダメ人間に磨きがかかってきた様な気がする(笑)フレックスタイムを採用している会社に入りたいと思う今日この頃だ。
在宅勤務でも可。

 最近の話題で言えば、M5ロケットの打ち上げに失敗したのが残念である。
マスコミは、日本の宇宙開発の危機とか曰いながら、内容は「税金の無駄」といった事をわめき立てる。
確かに宇宙開発ってのは、やたらと金喰い虫であるから、失敗したときの代償がやたらとでかい。
しかし、今後日本が富める国でありたいなら、先行投資として絶対に欠かすことの出来ないものだ。
その辺りを我慢しなきゃならない。
私としては、経営能力の無い大手銀行に金をばらまくくらいなら、よっぽど宇宙のチリとなる欠陥ロケットの方がマシである。
取りあえず、純国産の固形・液体ロケット共々、一度は成功させているんだから、もっと頑張って欲しいものだ。


Feb.14,2000 (Mon)

 今日は”聖バレンタインデー”とかいう日だそうだ。
こんな事言ってはなんだが、私にはとんと縁の無い俗な日である。
各国において、色々と浮ついた行事が執り行われているらしい。

 石原慎太郎都知事が、海外でよく採用されている方式の税制を取り入れるとかなんとか・・・。
大手都市銀行に限って、事業規模にあわせた税金を徴収するシステムを採用するらしい。
しかもこの税制、支持されるってんだから強烈である。
崖っぷちの東京都の税制を救うため、あの手この手で法人から金を引き出さねばならないのだが、特定業種からの徴税ということでやたらと批判を招いている。
この知事は当選・就任当時、「東京から日本を変える」等ととんでもない事を曰って、周囲の批判を招いていたのだが、東京都が率先して新しい税制を取り入れると見るやいなや、2匹目のドジョウよろしく、これを真似ようという行政があちらこちらに出てきた。
確かに、「日本を変える」というのは言い過ぎだが、この局面へ来て、異常な程の影響力を出しているのもまた事実である。
彼の「日本を変える」という発言に対して、やたらと反発していたマスコミやコラムニスト達は、今では新しい局面を引き出したこの男にやたらと好意的なのが非常に間抜けである。
日和見主義とはこの事か、とばかりに新しいモノに飛びつく彼らの羞恥心は、いったいどちらの方角を向いているのやら・・・。

 別に首尾一貫した主張を、マスコミに持て等とは思わないが、あまりに返す手の速度が速すぎやしないか?と私は言いたいだけだ。
この税制は、沈みかかった東京都の財政を生きながさらえる手法としては、非常に有り難いだろう。
しかし、この税制が世のデフォルトになったとき、生き残れる企業の数もまた少ない。
採用するのは勝手だが、五年間で本当に終わるか、もしくはデフォルトになるまでに日本の企業の体質が改善されている事を望む。


Feb.15,2000 (Tue)

 本日は、所属講座学部生の卒業論文発表会である。
そして・・・毎度の如くと言おうか、カメラマンをやっている。
しかし・・・今年はやたらと長い、例年より時間を長くとってある。
ハッキリ言って迷惑だ。

 しっかし、どの研究室も毎年毎年同じ様なネタを使って・・・(もちろん自分の研究室含めて)よく飽きないよな。
つまらない事を、相も変わらずやっている研究室や、長いねぇ・・・って感じの一連の研究とか。
まぁ、それはそれで特色が出ているとも言うが、それ以上に面白くないのが問題だろう。

 ニュースサイトによると、Windows2kには五桁の半数を超える問題があるそうである。
問題と言えば、色々と想像させられるが、要はバグである。
こんなに抱え込んで、良く次世代の標準になるべきOSとかって言えるよな。
Win2k関係のマイクロソフトの宣伝見ていると、よくもまぁ恥ずかしく無いなって感じの事がかいてあるよ。
「従来の不安定な環境を改善する最良の選択です」とかって言ってるんだぜ。
その原因はどこのせいだよ(-_-;)

厚顔無恥というか、盗人猛々しいとか、そういう表現がピッタリな会社だな。


Feb.16,2000 (Wed)

 本日は、所属講座の修士論文発表会である。
そして・・・昨日に続いてカメラマンをやっている俺。
ついでに、昨日急遽決まったOHPめくりと、予定に無かった事がバシバシと入ってくる。
レポートを仕上げようと思っていた俺としては、甚だ迷惑な日中だった。

 忙しいのは日中だけかと思いきや、夕方からは追い出しコンパが企画されているという・・・。
いったいいつレポートが書けるのか?ってな状況。
結局レポートを書けたのは、宴会が終わってその後の麻雀三連荘が終わったその後だった。

 そういう無慈悲・・・というか期日ギリギリまで引っ張る俺が悪いのだが・・・な状況下で、書き上げたのは午前四時頃。
この後帰って大学に出てくる自信が無かったので、講義担当教授の部屋のドアに張り付けて帰るという荒技に出る。
親しい教授だから出来る技だが、コレが気難しい別講座のO教授とかだったら即ゴミ箱行きだな(^_^;)


Feb.17,2000 (Thu)

 下の記述で解る通り、この日は日中丸々寝てました(^_^;)

 三日か四日程前から降り始めた雪のせいで、外は真っ白。
雪が四十センチ位は積もっているので、歩き難いったらありゃしない。
せっかくこのところ暖冬が続いているんだから、素直に降るなっちゅうの。
雪がたんまり降るのは、越前に居る間にとっくに飽きているというのに・・・。

 しかし、現在は雪下ろしなんてしたことのないヤツが殆どなんだろうなぁ。
雪が1メーター越えたら、下手な住宅はおもいっきし危ないからな。
雪はゆっくり積もるけど、一気に雪を屋根から下ろして、いきなり重量物が無くなったことで、家の軋む音なんて聞いたことないんだろうな。
ついでに言えば、降ろした雪が溜まって、そのまま屋根に登れるようになるとかって経験もないだろう。
更に言えば、雪で学校が休校になるには一晩で1メーター降らなきゃダメってのも無いだろう。
もっと言えば・・・はぁ、いい加減止めるか。


Feb.18,2000 (Fri)

不謹慎と不道徳

 ここ数日の友人の日記・・・同じくWeb上にて世界発信(笑)・・・は、不謹慎と不道徳の塊である。
最近の犯罪の傾向についての一考察って具合だが、昔であれ犯罪をエンターテイメントと修飾するのは、不謹慎以外の何者でもない。
だが、面白いモノはしょうがないのだ(^_^;)

 どっかの誰かが言った、それを誰かが盗用したために陳腐化したセリフのひとつに、『完全犯罪とは完全なる芸術だ』といったものがるのだが・・・。
完全や完璧を目指すモノは、全て数学的な美しさを求める事に繋がる。
つまり、何らかの形で完全に近いモノは、それが何であれ芸術に違いないのだ。
まぁ、話の流れからかなり離れたが、完全犯罪と言うのは犯罪ではない。
別に完全犯罪という言葉の定義を云々する訳では無いが、完全なる犯罪とは「実行犯が捕まらない犯罪」とは全く違うことを忘れないで欲しい。
完全犯罪のひとつに、不可能犯罪というモノがある。
状況的な被疑者が存在していても、実行方法が無いといった犯罪である。
これはよく推理小説のネタというか、ストーリーに組み込まれる。
いわゆるトリック等と言われるヤツだ。
証拠が無ければ犯罪を立証出来ないので、例え状況的に疑いがかけられても、法によって裁く事は出来ない。
そういうモノだ。
そして小説や最近は漫画等で出てくる状況のひとつに、『密室殺人』というモノがある。
比較的ポピュラーなので、聞いた事のない人はあまり居ないであろう。
ただ、この言葉は文法的におかしい。
「密室」であるなら、その死体は「自殺」で無ければ意味がない。
密室殺人などという言葉は、あり得ない・・・虚無的な表現なのだ。
仮に『密室殺人』というモノが、第三者によって行われた場合、それが他殺であるとばれるものは二流以下の犯罪となるって事だ。
つまり密室にある死体を第三者が作り出した場合、それを完全犯罪とするには、その死体は自殺によって造られたとしなければダメなのだ。

 なんか最初に書こうと思っていたこととかなりずれてきたなぁ・・・また今度ちゃんと書いてみよう。


Feb.19,2000 (Sat)

人柱

 ある人は、それを『咬ませ犬』と言った。

 またある人は、それを『人柱』と評した。

 (・・・・・・・・・・)

 「うるさい!パイオニアと言え!」と、対象者は怒鳴った。

 はい、妙な前振りはこの程度にしておいて、文字通り「人柱」の話である。
通常の”人柱”という言葉の意味は・・・その昔、土木工事が難行した際に、その土地の神に生け贄として人間を捧げた(生き埋め)事があった。
その被生け贄な人を「人柱」と言った。
では現代で「やっているのか?」と聞かれれば、もちろん「やってません(多分)」。
しかし、自己犠牲という点だけを取り出して、その意味として使用する事があります。
まぁ、あくまでふざけて言ってるだけですけど。

 最近この言葉をよく使っている業界?というか、ジャンルがあります。
それは、いわゆるソフトウエアのβテスター等の世界です。
通常、まともなユーザーであれば、素姓の分からない・問題がありそうな最新ビルドのソフトウエアは使わないものです。
そこを、あえて使ってみて、不具合を出したりシステムをぶっ壊して実証してくれる方を尊敬を込めて『人柱』と呼ぶのです。

 今回のネタの対象は、当然Windows2kです。
某寡占的なベンダがリリースした、最新のOSです。
さて、コレをどうしよう?とちょっと考えています。
以前であれば、とっとと手に入れて、インストールして自分でテストする所ですが・・・一昨年の暮れに、型落ちだけど新品でノートマシンを買ってしまって、コレが満足に動きそうなハードを用意できそうにありません。
そこで、いい加減『人柱』に自らがなることを止めようと思います。
そして今回は、人柱を利用する立場に立とうと思います。
散々私を利用してきた(と書くと角が立ちそうですが、それに見合う行為をやってきてくれたヤツが居るからいいや)ヤツを利用する番が回ってきたって事です。

 最近Windows2k製品版をインストールした者は、そのつもりで居ること(笑)

 因みに、以前VineLinuxをインストールしたとき、確かNetscapeのパッケージ(rpm)のファイルネームに「人柱バージョン」という日本語が混じっていて、ひとしきり笑ったのを憶えています。
笑った後に、「大丈夫か?」と結構まじめに思いましたけど。


Feb.20,2000 (Sun)

 今日はファイアーマンをやっている友人と昼飯を喰い、その後NICとクロスケーブルを買ってAOEをやった。
マルチプレイは初めてとの事で、 多少不慣れな感じはあるがそこそこ楽しめた。
自己流はある程度確立されているが、多くの場合がそうであるように守勢である。

 今回、初めてクロスケーブルで直結させたが、設定が分からずちょっと面倒だった。
Lanについての正しい知識が無いため、やり方はかなりアレだが成功した。

 因みに、この日はパソコン工房砂上の楼閣市店に行ったのだが、そこで結構珍しいモノが見れた。
ちょっと前に発表されていた、Intel840搭載のM/Bだ。
あのチップセットが角を真上に向けて搭載されているアレの事だ。
なんてぇか、このボードでかいよ(^_^;)やっぱりサーバケースに入れるから、当然と言えば当然なのだがな。


Feb.21,2000 (Mon)

mozillaZineがやってきた

 今日来てBBSを覗いたら、「mozillaZine(日本語訳版)からリンクした」という書き込みがあった。
えっ?マジ?って状態である。
mozillaZineはmozillaの情報サイトととして非常に有名で、その日本語訳サイトがこんなチンピラ同然のサイトにリンクを張ってくれるのは、非常に光栄というか、意外な話だ(笑)
そもそも実験室内の『最近のMozilla事情』という、適当な記事を書いていたら、それがサーチエンジンに拾われてて、そこでサーチをかけた管理者さんがリンクしてくれたって経緯だ。
いやぁ、こういうことってあるんだねぇ・・・まさか来るとは、思ってなかったよ。
それにね、mozillaZineの本家は結構前から出入りしていたんだけどね。
日本語訳のサイトが在るって知ったのは、結構最近だったりする。

 そもそも、mozillaZineだって元々はMozilla.org探していて見つけたサイトで、英語は断片的にしか読んでないけど、時系列で次々と情報が更新されていくので情報サイトだって分かった。
mozilla.orgの日本語訳ページ製作プロジェクトが立ち上がっているのは知ってたけど、mozillaZineを和訳されている方がいたとはね。
ホント、頭が下がります(^_^;)断片的な情報は、英語からでも入手できるけど、その正確な意図とかを推測するには、私の英語力はあまりに貧弱・・・。
このようなサイトがあるのは、非常に有り難い事です(Mozilla.org和訳プロジェクトも、mozillaZineの中心人物であるkambeさんが主体で起こしたプロジェクトだそうです。
不勉強でゴメンナサイ(-_-;))。

 それと、こんなページとリンクしてくれるって事は、やっぱりMozilla自体がかなり衰退してきてるせいなのかな?
ダウンロード数は、確かにそれなりな値であるけど、やっぱりブラウザなんていう現在デフォルトで装備しなきゃならないソフトは、OSのバンドル品と戦うにはつらいよ。
記事にもしているけど、シェルとして既に統合されているソフトとの戦いとなると、更に苦しい。

  けど、やっぱりmozillaが好きだね。


Feb.22,2000 (Tue)

mozillaZineとリンク

 さて、今日の話は昨日の続きのような事を書いていく。
 mozillaZineの日本語訳サイトより、リンクして貰ったのだったが、このサイトはMozilla Watchersに分類されている。
まぁ、時事ネタ的な所もあるし、この分類で正しいと思う。
が、同じ分類をされているサイトに比べ、かなり程度が低いのがちょっと哀しい。
なんかこういう事態に及ぶとなると、もっとちゃんとした記事にしておけば・・・とかって考えてしまうのだ。
あそこにリンクが張られたから、といって急に訪問者が増える訳では無いが、例え程度が低くても、そうやって来た人達に有益な情報や時間を与える記事にしたいと思うのは、当然の欲求だと思う。

 しかし・・・このサイトで使っている”昭和”表記そのまま載せてらっしゃるので、いきなりリンクの紹介文を読んだ人は、結構こんがらがるんじゃないのかな(^_^;)
 ここで一応告知みたいな事をしておくと、次の『最近のMozilla事情』の更新内容は、日本語ローカライズされたM13の内容をお伝えしようと思います。
そして、その次はBeOS上でのビルドを試みたいと思います。
ってこいうことは、あっちのページで告知すりゃいいだろうに。

 まぁ、なんか色々やるには、ちょっと恥ずかしいもんでね。


Feb.23,2000 (Wed)

入鹿,住み慣れた部屋を追われる

 今日は、昼から京都の企業の方との、試作機のデモおよびミーティングがあった。
午後一時までには、大学にいなければならなかったのだが、出がけに大家に捕まる。

 大家さんの第一声が・・・

 「入鹿君(実際は実名)この下宿壊すけぇ、出てくれ」

 「?!・・・こ、壊す?」

 等と書くと、実状をご存じ無い方にはかなり理不尽そうな展開だが、前々から言われていたので、どっちかっていうと「とうとうか・・・」って感想。
今住んでいる所は、五部屋あるのだが、実際に住んでいるのは俺だけだったのだ。
建物は既に四十年は余裕だろう?というやたらめったら古く、あちこちガタが来まくっていて、大家さんと飲む度に「いい加減壊さんとなぁ」と聞いていた。
一応、俺が出ていくまでは壊さないはずだったのだが、留年した上に大学院に進学したものだから、予定がずれ込んでしまったということだ。

 出ていくからといって、別に部屋を探さないといけない訳では無く、同じ敷地内にある別の棟への引っ越しというか、移動となる。
今回、卒業する人間の居る部屋が移動先となるのだが、空く部屋は全部で3つだ。
寮で同期だった工学部の院生が住んでいる六畳、工学部を今年卒業するヤツの四畳半、多分工学部(良く知らない)を卒業するヤツの六畳+台所付きの部屋だ。
現在住んでいるのが、台所付きの変則9.5畳のフローリングとは名ばかりの板間である。
玄関も独立しており、学部生の頃はよく仲間を集めて宴会をしていたものだった。
いわゆる下宿のくせに、風呂とトイレ以外は揃っているので、かなり安く快適に暮らせていたのだが・・・。
とうとう出る羽目になった。

 ついでに話を脱線させると、現在私の住んでいる部屋は、広い。
ワンルームの様に、狭くても一通り揃っている方が良い人にはどうでもいい内容だが、やはり下宿の安さって所を考えると、かなり良い部類に入る。
実際このような部屋が在るのを知ったのは、丁度この部屋の上に住みはじめて半年が経とうとしていた時だった。
大学入学当初、私は大学の寮に入った。
寮での事は、あまり書きたく無いが、半年経って寮を出るときに、下宿を探す際に頼ったのは同じく元寮生だった。
元寮生の部の先輩の住んでいる下宿へ入り、そこで半年暮らした。
そのときは、二階に住んでいて、下からよくジャラジャラと音がしていたのを記憶している。
そして、引っ越しシーズンの三月になったときに、下の住人が出るということを聞いた。
下の住人は、未だ卒業する学年じゃ無かったハズなのだが、何故か出るのだった。
まぁ、下宿を変えるのかな?とか思っているとそうじゃ無かった。
下の住人が引っ越してったその日、大家さんが話してくれた所によると・・・『子供ができたので、直ぐに働きだす』との事だった(^_^;)

 まぁ、脱線はこの程度にして話を戻すとしよう。
次に入る部屋を決めなければならないのだが、たった一年とはいえ住む以上まじめに考えなければならない。
が、大家さんは「君は訪ねていったってそうそう居ないんだから、即答しろ」といった目で俺を見る。
その場で、色々と広さや立地による条件を計算するが、直ぐに回答が出るようなモノでもない。
「あー面倒だ」って所に行き着いて、結局寮で同期だったヤツ(就職したくせに未だに下宿住まい)の隣の部屋に住むことにした。
そこは、六畳+台所の部屋だ。
今より狭くなるんだから家賃は増えやしないだろう。
とにかく、部屋が変わる事になってしまったのだ。

 はぁ、これを機にやっと部屋を絶対片付けなければならない理由ができた。
きっと今の私にとっては必要な事なのだろう。


Feb.26,2000 (Sat)

結べ!指魔術千手観音

 神戸アートビレッジへ演劇を観に行く。
いつもの事ながら、前日決定という慌ただしさ。
目的の演劇は、『劇団衛星-結べ!指魔術千手観音-』である。
固定ファンとして落ち着いてしまった、私やHALは、最近、衛星の演劇であれば唐突に関西まで足を運ぶことをいとわなくなっている。
という訳で行って来た事について書こう。

 当初、この回は「前売り分500席限定」となっていたため、ギリギリまで行けるかどうか分からなかったので、多分無理だと思っていた。
しかし、前日にローソンのロッピィ(ローソンフランチャイズの発券ネットワークシステム)から調べると「席が取れるではないか!」
てぇ事で、二十六日19時の回、学生二枚を購入し当日13時頃に鳥取を発つ。
前回、京都アートコンプレックスの教訓を生かし、早めに出発したのだった。

前回は、会場時間が過ぎてから京都に到着し、しかもアートコンプレックスを探すのに手間取り、
会場に入れたのは開演直前という有様で、当然席は悪い位置しか残って無かった。

 街の構造から言ったら、神戸は京都より場所が分かりづらいハズなのだが、何故か探し始めてから数分後には会場を発見できた。
やはり余裕があると、事がスムーズに運ぶモノなのか・・・。
会場の近くの駐車場は、何処も大体同じ様なものなので、かなり近い所を選び駐車する。
会場に入ったのは、五時過ぎであった。
六時に整理券を配布するとチケットに書いてあったので、五時半には劇場前の受付付近のベンチに陣取り煙草なんぞをふかしていると、毎度の如く劇場内から発声練習が響いてくる。
しかし、今回は「宇宙戦艦ヤマト」では無かった。

発声練習と思ったのは、実は蓮行さんの前説コンサートのリハーサルだった

 ぼーっとしていると、横を奥田ワレタさんが通って行った。
今回の衣装、やたらとミニである♪ちょっと期待が高まる。

 HAL と適当な話をしていると、整理券を配る時間になる。
もちろん会場1時間前から待っていたのは、我々だけなので、整理番号1番と2番をゲット。
再び会場までの三十分間を、適当に時間を潰す。
グッズ販売を開始していたので、色々と品を見ていると妙な本があるのに気づいた。
KSSから出版されている、ゲームのノベライズものだ。
なんというか、これまでのリリックや蓮行さんのCD及び、前回の『脳天気番長-椎茸を栽培する-』のサントラCD、衛星ロゴのTシャツの混じって「なんでこんな本が?」って状態。
ちょっと販売員に聞いてみると、「蓮行が書いているんです」との答え。
「は?こんなもんまで書いているのか」と思いながらも、取りあえず買ってみることにした。
今回の演目のリリックは販売しないとの事なので、この蓮行さんの本と、『蓮行の暗黒β』というCDを購入、しめて千八百円。
これを高いと見るか、安いと見るかは、内容を確かめてからだ。

 そうこうしているうちに、会場が始まる。
さすがに「パトロンの会優待チケット」には敵わないが、一般入場ではトップに並ぶ事が出来た。
今回陣取った席は、最前列から2番目の中程の席だ。
最前列に座りたかったが、いかんせん私の座高はやたらと高いので、一段高くなる3列目の前の2列目に座る。
暫くパンフなど読んで、時間を潰していると、ステージに蓮行さん他2名が現れる。
空き時間に、「バターナイフ」(蓮行他2名のユニット名)の曲を披露するとの事。
彼は、自分の趣味の時間に無理矢理付き合って貰うと言っていた。
まぁ、その感想だが、「多彩だねぇ」という所か。
私は音楽に詳しい訳ではないので、細かい言及は無理だが、とにかく蓮行さんの芸の広さにはほとほと関心させられる。
まず演劇では、脚本・演出をこなすし、曲が作れて唄も巧い、そんでもってゲームのノベライズものなんてのも出しているのだから、ゲームシナリオだって書ける訳だ・・・。
今後他の事が出来るって聞いても、いい加減驚かなくなるだろう。

 バターナイフのステージが終わると、前回の「椎茸」から始めた、次回公演の予告ビデオが流れる。
出演はいつもの主要メンバー、題名は「千年王国の避難訓練」である。
前回の「椎茸」の時は、この後に公演のテーマソング(by蓮行)が流れたのだが、今回は違った。
なんと、蓮行本人が出てきて生でテーマソングを歌っていた。
公演ごとにテーマソングを作る彼のパワーも凄いが、しかもそれを振り付きで熱く歌うのだから格好いい。
というか、セットの一部にスクリーンを造れなかったので、舞台のど真ん中にスクリーンを置いていて、それを片付けるために蓮行本人が唄って片づける人間をごまかしていたのだが・・・。
とにかく、そうやって公演は始まったのだった。

 公演の内容を細かく書くつもりは無いが、とにかく疲れた。
ハイテンションを維持するのは良いのだが、劇中『仕切直し』が多く、しかもそれがあまり効果的とも思えない。
ラストも適当さがにじみ出ていた。
しかしながら、岡島秀明の一人芝居のシーンはやっぱりいいもんだ。

 ただ、残念?なのは、奥田ワレタさんが三谷さん(ゲスト出演)ほど脱がなかった事(笑)っていうか、もしかして蓮行さん、ワレタさんの胸が無いから三谷さん引っ張って来たんじゃ・・・・と思ったマジで。
 いつもながらの『衛星』のパワーは感じることが出来たが、お世辞にも出来が良いということは無かった。
テーマというか、下ネタって所に集約した事が、あまり良い結果を招いていない。
それこそ、次回に期待するって所かな。


Feb.29,2000 (Tue)

閏年

 今日は閏年です・・・いわゆるオリンピックの年ってヤツです。
まさか在学中に二度もオリンピックを観るとは思わなかったがね。

 さて、明日からは三月でいよいよもって就職活動モードへの移行をせねばなりません。
三月の二日は、就職フォーラムが開かれ大阪まで行きます。
そんなメジャーなヤツでは無く、北陸地域限定って感じのフォーラムなので、来る人間もけっこう限定されます。

 取りあえず、職くれ。


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