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過去の日記



[行間を読め!]

Mar.1,2000 (Wed)

 最近何かと世間を騒がせる、ハッカーについて興味深い記事があった。
「てめぇ、白黒つけようじゃねぇか!」という内容の記事である。

[上のリンクを読んだら↓以下を読んで]
 この記事にあるように、最早アメリカではハッカーという言葉に集約されている。
日本でもやっぱりハッカーというひとつの言葉で表現しているが、未だハッカーとクラッカーを「キッチリ分けなきゃ」と頑張っている方もおられる。
私もハッカーとクラッカーという区別の方が好きだ。

 さて、先程の記事によると、アメリカでは“ホワイト・ハット・ハッカー”、 “ブラック・ハット・ハッカー”、“グレイ・ハット・ハッカー”といった風に、ハッカーというひとつの言葉にバリエーションをつけて表現しているのだが、これはちょっとどうかと思う。

 さて、考えてみて欲しいのだ。

悪のイメージってのは、本当に黒なのか?

善のイメージは本当に白なのか?

 である。
「西洋の長い文化の中で、そうなったのだ」という主張もあるだろう。
「別に目くじら立てなくても、典型的なイメージじゃないか」という主張も解る。
だが、私が一番汚らしいと思うのは、イメージでモノを言っている様に見えてブラックやホワイトの前に”ハット”と付ける点だ。
通常”ブラック”と聞けば、色の黒か黒人となるのは当然で、人種差別に繋がる。
だから、面倒ながらも”ハット”帽子を被っているということにしたのではないのか?
だったら、原点に戻ってハッカーとクラッカーで区別を付けた方が、まだいいと思う。
更にバカにすれば、これが語彙の少ない英語の限界なのだ(この手の用語を全て輸入に頼っている日本に言われたくは無いだろうが・・・)。

 本当に白が正義のイメージなら、”アルビノ・バットマン”(やたら脆弱そうな正義の味方だなぁ)でも造りやがれ。


Mar.2,2000 (Thu)

 日記に詳しく就職活動の事を書こうかと思ったが、猫の事を書いていたらそんな気分も失せてしまった。
また適当に、『就職活動の記録』とかって、まとめて出すね。


Mar.3,2000 (Fri)

 中古品をチェックする『BUS and TAG』ってショップの在庫に、いまIBMのNetfinity7000が在る。
欲しいなぁ・・・・何せPentiumPRO*4だもんなぁ・・・それにメモリが1GB載ってるしなぁ・・・。
HDDこそ載って無いが、この仕様で二十六万だもんなぁ・・・。
ああ、業務用を日常的に個人で使っちまう、愚かな所行に及びたい。


Mar.4,2000 (Sat)

 昼頃実家から電話があった。
内容は、就職活動の話である。
まぁ、動き始めたばっかりなのであまり話す事もない。
しかし、実家で起こったちょっとした事件があった。

 飼い猫のひとりが死んだ。
よく家の中に陣取っていた、三毛猫である。
通称『ちびにゃぁ』という、元々は姉の飼い猫だった猫だ。
性格は比較的おとなしめで、4匹の子供を産んだ経験がある。
その後は、獣医師によって去勢し今に至る。

 『ちびにゃぁ』の指定席は、食器棚の上であった。
ガラス戸の付いた食器棚であったが、上で寝そべって毛を落とすので、それを母親が嫌がっていたが、しかっても決してその指定席を離れる事は無かった。
他の大勢いる猫達は殆どが放し飼い状態なので、そのなかで家に居着く『ちびにゃぁ』はちょっと浮いていた。
自分の産んだ子とは、それなりに仲が良かったが、決して馴れ合う事も無かった。

 『ちびにゃぁ』は、元々は姉の飼い猫だったと書いた。
そう、元は千葉の浦安の野良猫だったのだ。
それを姉が飼いだし、子猫を産んでしたまったがために、私の実家の越前へ来たのだ。
当時は、姉の軽率さに実家が多少振り回された感があったが、だからといって”捨てる”という行為や”処分”というのはあまりに傲慢なので、実家へ持ってきたのだ。
子猫を含めて五匹・・・当時既に我が家には五匹の猫が居たので、併せて十匹というまさに猫屋敷状態。
全てを家の中で飼うわけにも行かず、結果として既に始まっていた放し飼いに加わることとなったのだ。
殆どの猫を放し飼いにしていても、『ちびにゃぁ』だけは家についた。
元々アパート暮らしから、人との付き合いが始まったせいであろう。
そう簡単に外中心の暮らしには戻れなかったのだ。

  『ちびにゃぁ』は決して愛想のいい猫では無かった、まぁ猫なんて種族そのものが不愛想な生き物であるが、その中でも際だっていたと思う。
食い意地は張って無かったが、とにかく不愛想で、たまに喉から首周りを掻いてやっても、さもそれが当然とばかりに受けていた。
暫く掻いてやって、止めると大抵の猫は「もっとやれ」とねだるものだ。
しかし、『ちびにゃぁ』に限って言えば、掻くのが終わると、さもだるそうに自分の指定席へとかえってゆく。
可愛さの欠片もない対応だが、それが一種超然とした孤高というか哀愁というか・・・そんな印象を与える猫だった。

 そんな『ちびにゃぁ』も、ずっと家のテリトリーを守れていた訳では無かった。
二年ほど前に、私の実家に直接子猫が捨てられていた。
季節は冬である。
私の実家は、ここ最近は猫屋敷として有名で、どこからかそれを聞きつけたふとどきな輩が捨てたに違いない。
(脱線するが、死ぬまで面倒を見れないのであれば、いかなる理由が在ろうともペットなんて飼うモノではない。ペットといえども、それは生命であり、思考する生物なのだ。だから、他者に押しつけるという形を取ったが、姉の行動はまだ良い方なのだ。それに父親との仲が、ハッキリ言って悪かった姉が、わざわざ猫を連れて帰省してきた事を思うと、それなりの決意と責任感があったと、今にして思えるようにもなった。)
さて、実家の敷地に子猫が捨てられていたのだが、時期は冬であり子猫は弱っていたそうだ。
仕方無しに母親は、その2匹の猫を家へ入れて餌と寝床を与えたのだ。
この2匹は姉妹と自覚しているせいか、いつも連んでいる。
そして、冬の時期のために長く屋内で暮らしたために、家に付いてしまったのだ。
その2匹が成長すると、いよいよ『ちびにゃぁ』の居所が無くなってきた。
若い新手の猫と、常に緊張感があるためか、『ちびにゃぁ』はじょじょに外へ出ている時間が長くなった。それが一年ほど続いた様だ。
そしてつい最近、四五日家を空け、衰弱して帰って来たのだ。
そのときは、風邪を併発した上に極度の衰弱で食事もとれず、一日を過ごした後に死に至ったのだ。

 実家へ来て『ちびにゃぁ』は十年ほどの時間を暮らしただろうか、以前に一匹だけで飼っていた『むる』が死んだ時ほどの衝撃は無いが、やはり身近な存在の死は心を痛ませる。
実家を離れて遠い地に居ながらも、やはり悲しいものだ。浦安あたりで生まれ、野良として浦安近辺で生を全うする生き方もきっとあっただろうが、何かの縁があって彼女はここへ来た。
その縁と共に過ごした時間にきっと感謝すべきなのだろう。

 ふむ、やたらと湿っぽい内容を書いたもんだ。
問題なのは、きっと高校時代のクラスメイトが死んだ所で、この内容の三分の一も書かないであろう。
ある存在の意義など、共に過ごした時間とその密度に比例するのだ。
たかが猫なれど、五年あまりを共に過ごしその後の五年を私の実家で過ごしたのだ。
高校という一時代という3年間を、適当に過ごした連中とは、猫と人間の差があっても、全然猫の方が上ということだ。
だが、面と向かって言われては、クラスメイトはあまりいい気分では無いだろう。


Mar.7,2000 (Tue)

 うむ、よく憶えていないぞ。
なんか風邪をひいて寝ていた様な気がするが・・・。
てぇ事で、まともな更新は明日以降って事でカンベン。


Mar.8,2000 (Wed)

再構築

 色々と不具合の出ていた、メインのシステムを再インストールするべくバックアップ作業に入る。
この環境もトリプルブートを試みた時に構築したのだから、三ヶ月ちょっとだったか・・・。
まぁ、MediaPlayerのインストールが巧く行かなかった時から、やたらと変な状態だったので丁度良い頃かも知れない。
通常は半年に一度位なんだけどね。
そんなこんなで、バックアップ作業が終える。

 ここでちょっと魔が差したのだ。
ちょっと前にIBMのThinkPadのアップデータが出ているのを見に行くと、「あらwin2k対応のBIOSが上がってるじゃない」という状態だった。
バックアップ作業が終わった段階で、それを思い出してしまったのだ。
「どうせ真っ新にするつもりだし・・・」と思いつつ、win2kのBootdiskを造る作業を始めてしまっていたのだった。

 大体2時間程かかったか、一通りのインストールと認識作業が終了し、取りあえず立ち上げてみた。
初期起動はプロファイルなんかを造るせいかやたらと遅い・・・が、使用感はそれほど苦になる程では無かった。
てぇか、ノートにしてからというモノ、かなり切りつめた使い方をしていたのと、ハードウエアのアップグレードが全く出来なかったのとで、時勢の速度より遅くても、あまり気にならなくなっていたのだ。

 で、使ってみてどうか?といえば、『うざい』の一言。
「またインターフェース弄りくさりやがって」というのが率直な感想だ。
HALの言では、「以前に比べたら操作系がまとまって良い」という。
確かにそうだ、がいちいちバージョンが上がる度にインターフェースを弄くり回すのは、やはりどうかと思う。

それだけ洗練度に欠けるOSだということなのだが、せめて目指したOSと同等ぐらいにはなって貰わなければねぇ。
 一応NTベースだし、細かな設定も可能だが、バカみたいにメモリを喰うのはどうにかしてくれよ。
最大限まで上げてるから、これ以上増設出来ないんだって。


Mar.9,2000 (Thu)

 win2kランニングテスト二日目である。
今のところ不具合は無い、取りあえずはまずまずといったところかな・・・。
てぇか、いちんちふつかで不具合が出てもらっても困るがな。
win2kに変わって、何が一番良かった?と聞かれたら、私はこう答える「ハイバーネーションがNT系で出来るようになった」と。
だって、これとホットプラグのために入れたようなもんだもの(^_^;)

 まぁ、劇的とは言わないが、パフォーマンスが落ちたのは確かだ。
節々で多少もたつきを感じる。
しかし先日の記述にあるように、致命的な差と言うわけでもない。
以前よりかなり遅くなったのは、バッテリ駆動時のパフォーマンスである。
NT4の時は常時フルパワーだったのだから、しょうがないといえばしょうがないのだがね。
特にMP3をかけながらの作業は、もたつきが酷い。
じゃかけるなって?ワープロに出来ない作業だからこそ、PC使ってるんじゃないか、このくらいは当然と言うべきだろう。

  一般的に考えて、やたらと重いはずのwin2kであるが、私がそれほど遅さを体感できてないのには理由がある。
やたらと単純かつ明確な理由で、元々遅いマシンを使っているという何とも哀しい現実だ。
それでも何とか動いているのは、HDDを一応ひとつ前位の普及型に換装している事と、購入時にRAMを最大限に引き上げている(といってもたかが96MBであるが)の2点にある。
これが購入時そのままの環境だとしたら(HDD/2.1GBのRAM/32MB)だったら目も当てられないだろう。
しかし遅いモノは遅い、可能ならば、ThinkPad560の最終リリースである560Zが欲しい所だ。
このモデルは一応PentiumII/300MHz を載せており、RAMも128か192位まで拡張出来たハズだ。
ここでミソなのが、後継型である570では無く560シリーズである事だ。
それは何故か?もちろんキーボードとクリックボタンの差である。
硬めのクリック感が嫌いな人も居るだろうが、私はカッチリとした硬めが好きな男だ。
それに560のキーボードの方が最初っから手に馴染んだし、このキータッチが大好きだからだ。
「使えば使った物が標準となる」という主張もあるだろうが、560のキーボードにそうそうかなうノートPCは無いのだ。
これの上を行く叩き心地のキーボードがあったとしても、それはきっとThinkPadであろう。

 ああ、なんか手前味噌な記述が続いたな。


Mar.10,2000 (Fri)

 原因不明の緊急停止から数週間・・・やっと試作機が稼動!
はぁ、やっとこれで実験と機体のリファイン箇所の追求が可能になった(-_-;)長かったねぇ・・・。

「今日も今日とてWin2kのお話・・・」
 本日Logicool(PS2)のマウスドライバをインストールするも、ホイールマウスを認識せず。
代わりに妙な所を弄くりやがって、トラックポイントの設定が台無し。
速攻ドライバを削除する・・・が今度は音が鳴らなくなる。
どうもオーディオモジュールのIRQを狂わせ、こちらは再インストールの憂き目に遭う。
くそっ!二度とLogicoolのPS2マウスは使わねぇぞ。

 PS2共用で使えないんじゃUSB使うしかねーじゃねーか。
まぁ、2kにしたことだしそれも一興かとも思うのは確かだ。
それと、最近何となく欲しいと思うのは、デジカメと250ZIPドライブだ。
デジカメはともかく、ZIPなんてどうするんだ?と読んでいるヤツの8割は考えているだろう。
特に「誰も使ってないリムーバブルメディアなんてナンセンスだ」という感想が大半だろう。
ああ、確かにそうだ。
だが俺はZIP、特にUSB 仕様の”うねっ”としたデザインのあのドライブが欲しいのだ。
形で選んで悪いか?同じIomega製品ならClick!の方が良いじゃない?とかとも思っているだろう、ああ俺もそう思うよ。
Click!のメディアドライブは、PCMCIA仕様の超コンパクトタイプもあることだし・・・・とか考えるのも間違いだ。
俺的には周りの連中との互換性なんてどうでもいい、だってでかいファイルならCD-Rで運べばいい。
細かく種類分けして、バックアップを取るって状態だと、大抵個人の範囲でしか使わないモノだ。
重ねて言うと、ちょっとしたPCユーザーなら最近は大抵CD-Rを持っているんだ。
だから、個人の範囲って事ならデザインに走っても別に良いじゃないか。

 とか放言するのはいいが、ちょっと知っているユーザーならお気づきだろう。
そう、ZIPメディアはMOと比べるとやたらと高いのである。
そりゃそうだ、鉄板入ってるんだもの(^_^;)その代わりと言ってはなんだが、レスポンスはZIPの方に軍配が上がるのもまた事実である。
まぁ、いつもの戯言と思って聞き流してくれ。


Mar.11,2000 (Sat)

とりあえず麻雀

 広島よりいあが来た。
で、呼び出されたのだが・・・やることは当然『麻雀』である。
HALと一緒にのどか宅へと行く。
のどか宅にて麻雀をやるのだが、部屋の主であるのどかは仕事なので当然居ない。
メンツはいあとHALと石川君である。取りあえず始めるものの、最初の半荘二回はあまりふるわず。
でかい振り込みは一回位で、とにかく上がれない。
結構苦痛である。この二回終了後、箱一個負けていた。
次へ行くかどうか・・・の所でいあのセリフ「このままでいいのか?」そう、このまま終わったのであれば、石川君に毟られたまま終わってしまう。
場決めを再度行い、半荘三回目にうつる。

 ここで、俺が爆発♪てぇか、東1局でいあから親の満貫を二度上がってしまう。
しめて二万四千点、いあはいきなりグロッキー(笑)持ち点が既に千点を切って、ノーテン罰符で飛ぶ状態。
このまま、いあを飛ばしてこの半荘を終わろうと思ったが続かなく、そのまま回ってしまう。
だが、この後の展開は返って私に有利に働いた。
あの時点で終わったとすると、丁度負け分がチャラになる程度だったが、その後も大きな振り込みもなく、そこそこ上がり続けたのだ。
結果、ラス前にHALといあの二人を飛ばして終了となったのだ。
負けっ放しのいあは、以前の記憶がよみがえったに違いない。
さすがに「次」とは言わなかった。因みにHALはあいかわらずであった事を記す。

 その後、何故か「真ゲッターロボ」の鑑賞会に移る(笑)
このアニメは、カウボーイビバップのオンエアの際にやたらとCMを流していたので、主題歌がやたら耳に付いていた。
しばし鑑賞・・・・真っ先にHALがねを上げる。
そう、これはこの手のアニメの多分に漏れず疲れる。
勢いだけの主人公・破綻をきたしたストーリー・盛り込みすぎのお約束・・・etc。
つまり、通常の見方では到底最後まで観ることは出来ない部類の作品なのだ。
突っ込みを入れて笑い飛ばせない方は、決して観ない方がよろしいかと思います。

 十二時過ぎにのどかがようやく帰宅。
早番のはずなのに、日付が変わってからの帰宅である。
ご愁傷様としか言いようが無い。
やたらとストレスが溜まっているらしく、適当にキーホルダー等に当たり散らした後に、通常モードに戻る。
切り替えはなかなかに早い。
彼の気分を分からないでもない、疲れ果てて帰った先は、学生共の溜まり場と化しているのだから。

 その後、以前より行いたかった赤外線通信のテストを行う。
Win2kのテスト(評価)を開始したの良いが、実際に動作確認の取れていないデバイスは赤外線ポート位だからだ。
最近のデスクトップ機は、一応コントローラを用意しているものの、インターフェースまでもを装備しているモノは少ない。
したがって、適当なノートPCを用意して確認しないことには始まらないのだ。
という訳で、のどかのThinkPad240を起動して貰って、早速テストを行う。
結果は「無事動いた」という何でもないものだった。
まぁ、こうでないと困るのではあるが、いささかあっけない気もしないでもない。
大体5MBのファイルの移動に、20秒弱の時間を要する。
私のThinkPad560X付属のIrDAの規格がいつのモノだったか忘れてしまったが、大体秒間の転送速度が250kb/sであるから、理論値は2〜4MB/sといった所だろう。
後で思ったのは、適当なサイズのファイルを十個位移動させてみるテストもやっておけば良かったのかも知れない。
これでとりあえずは、赤外線ポートの動作確認が取れた。


Mar.12,2000 (Sun)

 今日は長い間寝ていた・・・。
起きて大学に行くのはイヤだった(日曜だから)ので、今日も連中のいる下宿へと足を運んだ。
既に夕方だったので、暫く経ったら飯へ行った。
当然?なのか知らないが、やはり吉野屋だった。
あまり気にしない、以前からいあが来ると飯は全て吉野屋になってしまうのは解っていたのだから・・・。

 今日は今日とて、また似たような状況だ。
いあが「じゅうべぇちゃん」をダビングすると言うので、二件ほどレンタル屋をまわって全巻を借りてくる。
で、ダビングをしつつみてみた・・・・・・爆笑した。

 とにかくふざけたアニメだ。
なるほどマニア受け(ヲタク受けとも言う)するアニメである。
いあの言を借りれば、「Gロボ的」という感じである。
それに、最近のアニメってある意味「好き放題」出来るということなのか?
前半の飛ばしっぷりが良すぎて、後半がやたらとタルいのはしょうがない・・・というか、無理矢理収集付けようとするから、タルく感じてしまうのだろう。
首尾一貫が全て良い訳ではないのだが、どうせなら最後まで壊れて欲しいと思った作品である。


Mar.13,2000 (Mon)

 今日は月曜日!であるが、教授は出張・助手は先に大阪へ行っているので、無理に朝から行く必要は無い。
そう思って温々と寝ていたのだが、昼過ぎ・・・いや夕方だったか後輩に電話で起こされる。
ダイヤル通知のモノであれば、出るか出ないかを選択できるが、大学の電話を使用していたらしく非通知着信だった。
非通知のモノは、実家か大学の電話であるので出ない訳にはいかない。
無精無精で出ると、後輩がアプリの使い方が分からないという話(-_-;)
私はこう言いたい・・・『いい加減憶えてくれ』以前にも説明した内容を、繰り返し説明するのは面倒だし時間の無駄以外に感じられない。
しかし、同じ研究をする先輩である手前、無下にも出来ず「そのうち行く」と言って電話を切った。

 で、大学に行ってみると・・・その後輩は居なかった(-_-;)なんかむかついたので、後輩の携帯に電話をかけると、ちょっと出ているだけで直ぐに戻るという。
まぁ、別に良いけどね。なんかすれ違いってヤツはかなり疲れるのでイヤだけど。
その後あまり経たないうちに後輩は戻ってきた。
「なんでこの程度の事をいつまで経っても憶えないのか?」という事を、言葉の節々に載せながら教える。
非常にイヤらしいやり方だが、この程度はやっても良いだろう。
なんせ、何度目かの説明なんだから。

 パソコン工房より、USBインターフェース入荷の連絡。
これは友人に組んだPCに組み込む為のモノである。
ATXでは最初からインターフェースが出ているが、ATフォームではM/B上から引っ張ってくるインターフェースが必要なのだ。
というわけで、その友人と合流・買い出しへ出発する。
もちろん後輩はほったらかしである(分からなかったら電話しろという、あまり有益でない指示を残してだ)。
パソコン工房には、噂の河童専用クーラーが入荷していた。
円形で金色のアレだ。なかなか美しい形である。
見えないところのオシャレ的なクーラーであるが、埃っぽい部屋で半年も使えば・・・と私は想像してしまう。
無事USB のインターフェースは購入し、ついでにLogitech(Logicool)のUSBマウス(OEM)も購入。
今まで使用したLogiのPS2マウスは友人に譲る約束をしていたためである。
その後ヤマダ電器(電気?)でリムーバブルドライブを物色。
が、のどかが休みの日なので、当然買うつもりはない。
というか、予想より高くて少々参った感があるのだがね。

 先日書いたとおりねらい所はZIPだったのだが、改めてメディアがやたらと高いのをみると、三万出して買う気にならないのだ。
100MBのZIPメディア一枚で\1.4kである。
格安の230MB/MOなら三枚行けそうな値段なのだ。
しかもねらい所の250MB対応のうねうねZIPドライブは、\27k程の値が付いている。
いわゆるリムーバブルドライブは、標準で対応するのは解るのだが、それってUSBでも同じなの?誰か答えて欲しいのだが・・・。
コストパフォーマンスやメディアの値段、友人間の互換性を考えると230MOが最も有効なのだが、私はあまのじゃくである。
そういう利便性を無視して、個人に特化して考えての結果がZIPなのだが、やはり現実という壁はでかい。


Mar.24,2000 (Fri)

 M社の会社説明会&一次選考用の作文を提出した後に、何となく日本橋の方へ出る。
安い中古デジカメは無いかと、ソ○マップの中古を見つつプラプラとしていた。
そして、あるビル内のコミック専門のショップへ入った。
何気なしに見ていると・・・伊藤明弘の『LAWMAN』を発見!直ちに接収する(ちゃんと金払ったって)。
むぅ・・・まさか新品でお目にかかるとは思わなかった。
チェックすると、’98年6月の第5刷発行分のモノであった。
もしかしたらまだ問屋等には残っている可能性があるので、本屋で注文すれば意外と手に入るのかも知れない。
伊藤明弘関係でまだ探しているタイトルは在るのだが、その店では見つけることは出来なかった。
まぁ、その見つけた店というのが「えるぱれ」だった、というのは私とあなただけの秘密だ(笑)

 さて、やっとこさ買ったLAWMANだが、以前から知っての通り「入江省三」の話である。
現在は、ヤングキングアワーズで連載中の「ジオブリーダーズ」で悪役を張っている。
伊藤明弘の記述によれば、このキャラには元があって、ご存じの方も多いだろうが「ベル・スタア強盗団」の銀行員、ティモンズである。
このティモンズがかなりおとなしいキャラになってしまったので、また持ち出してやってみたそうである。

 因みにこの本の著者紹介で伊藤明弘は、職業;B級マンガ描き、特徴;頭が悪い・アクションを描く・それしか描けない、だそうだ。
良く解っているじゃないか(笑)・・・頼むから「ジオブリダーズ」ちゃんと話し進めて終わらせてよね。
『ベル・スタア強盗団』の評価を食いつぶす事がなきゃいいのだが。


Mar.27,2000 (Mon)

 何気なしにマンガを買う。
煮詰まって来た・・・というか、必殺パターンに入り始めた作家、星里もちるである。
この作家、色々と面白い作品を書いてきたのだが、「りびんぐゲーム」を終わらせた後は、なんかどうでもいい作家になってしまった。
あだち充を引き合いに出すのはちょっとアレだが、どっろどろの日常的泥沼という点では、ある程度似ている。
まぁ、こんな話はどうでもいいか。
買ったのは「オムライス」の5巻である。
買いたくは無かったのだが、ズルズルと4巻まで買ってしまっていたので、しかたなく買った様なものである。

 同じく適当に買ったマンガが「藍より青し」(著者;文月晃、ヤングアニマルで連載中)がある。
ちょっと前まではライトなエロ漫画を書いていた作家である。
多少暗い話を描くと、決まってハッピーエンドを迎えない作品が多く、それなりに好きだった作家である。
で、今回の作品であるが、非常に典型的な話を今の絵柄で描いているだけである。
単純に説明すると、財閥を成している様な名家のお嬢様(和服美少女)が、かつての許嫁を訪ねて行って押し掛け女房的展開という、使い古された感のあるストーリー、展開がやたらと安直な所があり、キャラの割り振りもかなり”お約束”的である。
まぁ、内容だけ適当に取って出してみると何て事無いマンガである。
駄菓子菓子、これを今風に青年誌で書くと結構はまるのだ。
以前であれば、和服が標準の家庭などというものは格式と伝統というある種の権威の象徴だったのだが、今では衰退する文化の象徴であり、無くしたものへの憧憬と変わっている。
しかも、ヒロインの押し掛け女房が、ある種の男性の欲望や憧憬を具現化した様な”慎ましやかな日本女性(しかも美少女)”という具合なのだ。
まさに、ある確信のもとに描かれている漫画なのだ。
お約束な展開を、そのまんま描かれているせいで、読んでいるとやたらと身悶えしてしまう。
単に笑ったというだけなら、最近読んだ中では最も笑っているかも知れない。
読むと背中が痒くなるので、注意する事。


Mar.30,2000 (Thu)

BeOS_R5

 ページのトップに在るように、とうとうBeOS_R5のダウンロードが開始された。
遡れば、PreR2の頃が懐かしい・・・新進気鋭のOSベンダとして、一目置かれる存在であった以前のBe Inc.は凄かった。
何せ、MacWold Expoに出店拒否されたがために、Macintoshに短期間でBeOSを移植した。
同じく、PCExpoの方では、たった四ヶ月の内にIntelベースのシステムに移植したのだ。
例えマイクロカーネルをシャープに実現したOSと言えども、短期間に別プラットフォームへの移植を達成した技術力は並じゃない。
やはりIntel版を正式リリースしたR3の頃が、最もBe Inc.が輝いていた時かも知れない。

 アメリオがBeOSを買うのを止め、ジョブスがチャープを握り潰した苦難の時期を乗り越えたかに見えたBeは、確かに輝いていたのだ。
だが、それもこれまでだ。デスクトップのビジネスから、実質的な撤退ともいえる現在の状況。
「このマイナーOSベンダを潰しちゃダメだ!MacやWintelに代わる芽を潰しては・・・」
と思って、BeOSを買った人は少なくないだろう。
私もその一人である。だが、時代が選んだのは、Linuxという、オープンソースソフトウエアのOSだったのだ。

 Beの敗因(こんな記述自体が屈辱だが)は、何だったのだろうか?特定するのは難しい。
なんせ挙げだしたら切りがないからだ。
良質の技術を持った会社が、メジャーの舞台から去るのは悲しい事だ。
だが、完全に消え去った訳ではない。
未だにAmigaのユーザーグループが存在するように、未だにX68000のユーザーグループが在るように、我々はBeOSを使い続けるだろう・・・

 等という敗北宣言は、俺は絶対にしない。
今後のBeOSの生き残り方は、前例のマイノリティ達とは違い、かなり特殊だからだ。
今後BeOSのPRO版を手に入れたければ、BeOS用のアプリケーションを買えば良いからだ。
アプリケーションに添付されるOS・・・これこそOSの正しい在り方だと思う。
つまり、そのアプリケーションを必要としているひとは、同時にプラットフォームであるBeOSをも手に入れられるのだ。
さぁ、みんなでBeOSを買おう!Be Inc.万歳!BeOS最高!ガセーおじさんはもっと経営巧くなれ!

 という、ちょっとキチった文章を書いてしまったなぁ(^^;
結局BeOSは、いまいち決め手に欠けたって事だね。
やはり何らかのキラーアプリが必要だったんだわ。
当然Beは、ビデオ編集ソフトあたりにそれを求めたんだけど、メジャーなソフトは機能制限(カンバスサイズとかね)とかがあって、ちょっと不評だったの。
音楽関係でも、それなりソフトが出ていたけど、他を排除するような勢いは全く無かった。
それと、開発期間というか、熟成に時間がかかりすぎた事。
やっぱり小さい会社だから、サポートするハードウエアが一向に増えなかった事が、せっかくのモダンOSの旨味を出せなかった。
プレビュー当時で、64bitファイルシステムを採用した完全GUIのOSって、そうそう無かったんだもの。
それに、OSの方がマルチプロセッシングに最適化してるってのも珍しかった。
つまり、夢をいっぱい盛り込んだOSだったけど、弱小の私企業が開発を続けるには、荷が重かったって事だ。
まぁ、俺の個人的な総括はこんな感じだね。

 でもね・・・生き残るよBeOSは、これは俺の願望でも妄想でも無く、総括と同じように冷静に考えれば当然の事さ。そう、BeOSはそう簡単に死にやしないんだ。


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