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過去の日記



[行間を読め!]

May.12,2002 (Sun)


 トラブルが2・3あって、更新ができていませんでした。
遡ってやるのはちょっと大変なんで、今日から素直に更新をしてゆくって事で・・・。

SF0905,SF0906

『創世伝説(上・下)』
 
 読了!(結構前に)
 
 触手ワサワサで、ぬるぬるで、ぐちょぐちょ・・・では無い。
でも、ワサワサというのが正解。
 SETI話として、非常にイイSFだと思った。
まぁ、出だしでキッチリ騙されたというか、引っかかったというか。
 
 以下ネタバレ含む
 
 人の情報ってのは、総量としてどれだけあるのかは知らない。
が、人というSHELLの構造情報ってのは、それほど多いもんじゃ無い。
だから、電波で人そのものを送るって考えは、別段違和感を感じる事はない。
人という生き物を、バイオメカニカルなものとして捉えられるかどうかだと思う。
精神と肉体を同列に扱うと、一部の宗教家とか歪なヒューマニストからは嫌われる。
個人的に魂〜云々ってのは、まずは入れ物が無ければ意味が無いと考える。
入れ物があれば魂が宿るのか?と問われれば、状況にもよるけど基本的に「YES」と答えるだろう。
まぁ、俺って日本人だし(笑)
 復活については程々にしておこうか。
人をバイオメカニカルなモノとして考えると、不死ってのは当然実現できるものだ。
これは真面目な話で、ちゃんと考えられている事だ。
学会のトレンドって訳じゃ無いが、研究の根底に必ず鎮座してたりする。
昔から権力者とか金持ちは『不死』を追求する生き物なのだ。
これは現在でも全く変わらない。
 
 主人公が親と慕うナーに死が訪れ、多くのナーと人が傷つき倒れる。
個々の人格に対してはまんま不幸であるが、ここがイニシエーションという位置づけに当たる。
これを機に人が成熟を迎える訳では無いが、望む望まざるに関わらず、次へ行かねばならない。
何故なら知ってしまった後にはもう戻れないからだ。
人のどうしようも無い所を巧く書いていると思う。
 
 まぁ、そういう所は別の機会でもいいから次へ・・・。
 
 この作品で一番のお気に入りは、やっぱりツリーであろう。
読んだまんま、木という意味だ。
世界樹ってのは、よく使われるネタだが、こういう使い方はイイ。
「ああ、SFで世界樹って使えるんだ・・・」と素直に思った。
遙か昔に読んだ漫画で、巨大樹に寄り添って生きる人間の話があった。
FCであったファザナドゥの様な樹だ。
樹が全ての循環系として成り立ち、人と他の動植物がある程度の調和を持って在る。
まぁ、どっかで読んだ様な設定だが、書き方が巧かったので憶えている。
で、100年くらいに一度巨大樹が実を付け、それを樹に住む人間がばらまいて気のなが〜い緑化をしているというお話。
って、話がズレ過ぎかな。
 
 ヴォスとの絡みが少ないかなぁ・・・。
ナーと人が小言語で深い話をするってのは、ちょっと無理かも知れないけどね。
ただ、ナーと人の関係という演出と納得させる事もできなくも無い。
つうか、それが狙いかも知れない。
ナーと人の本当に関係が始まった後の描写が少ない分、やっぱり・・・って思うのだ。


May.20,2002 (Mon)

 ごめんなさい。
復活したかに見えて、またまた一週間も空いてしまいました。
「日記を書いている時間が無い」というより「日記を書く気が起きない」というのが正しいです。
仕事の現場が修羅場ってる訳では無く、個人的にプレッシャーでヘロヘロなだけです。
まぁ、今まで仕事=コーディングだったのですが、ここ数ヶ月はSEやってます。
つまり、調査・調整・提案・会議と慣れない事ばっかり。
自分がコーディングしたモジュールの仕様書書きだとか、システムのドキュメント整備とかは別に苦じゃ無いのですが、客の矢面に立つ事に慣れて無くてそれなりしんどいです。
特に、仕事環境が整っていないってのが一番の問題。
コレばっかりは、上の人のお話なのでどうしようも無い。
もちろん、ボトムアップで進めるという事も考えられますが、司令部が何処に幾つ在るかも把握できないのが致命的。
果たしてこのプロジェクト、まともに乗り切れるのであろうか?

司令部

 ここに陸軍の歩兵部隊のひとつ、ほげほげ小隊があるとしよう。
領土境界付近で緊張状態で最前線なエリアに投入されている。
この領土境界は、河でも山嶺でも無く、平坦な野に引かれた見えないラインだ。
境界を挟んで対峙する両勢力は、宣戦布告等無しに遭遇戦をおっぱじめている。
部隊が境界すれすれにトレンチャーで塹壕を掘り、常駐する様になったのは3ヶ月前のことだ。
兵站は現在に至るまで、十分機能しているのだが、肝心の指揮命令系統が不明瞭なままだ。

我が方の問題は、他民族国家であるという点にある。
規模とは関係無く部隊は民族軍毎に展開している為、命令系統が甚だ複雑なのだ。
そして、戦闘状態にある現在に至っても、司令部では各民族軍による対立がある。
身内がどうであろうと、敵方は待ってはくれない。
大攻勢は無いものの、散発的に突出したり在らぬ方向から榴弾が降ってきたりと、確実に攻撃を受けている。

現状を言えばそんなもの。
で、ほげほげ小隊としては、せめて内部の体制を整え、司令部付きの民族代表をつついて行く事が決定した。
つついたが良いが、蛇が出るとも限らない。
ほげほげ小隊の明日はどっちだ!

韜晦・拒否・後回し・・・
司令部は、来る総力戦において有効な意思決定をできるだろうか?
次回!「回らぬ会議」
・・・使う暇の無い残業代を君に・・・

We're baaaack!

 まずは、以下のアドレスを観て頂ければ、表題が分かるかと。
Newer_Technology

 嘘か誠か、まだページだけなので判断は慎重に行きたい所だ。
が、基本的に喜ばしい話題である事は確かだ。
ただ、戦線を外れていた間にAppleがMacintosh課した変革は小さくない。
今後同社がどのような戦略の基に行動するのかが注目される。
なんせ、Macintosh関連のプロセッサアップグレードカードを提供する会社自体の需要が小さくなっている。
現在、昔と変わらずに安定して商品を提供しているのは、Sonnetだけ。
MicroMacは、良い会社だが、かなりマニアック路線というか、凄く狭いニッチで喰っている。
Newerが復活し、Sonnetとまた相まみえる日は、果たして来るのであろうか?
悲観的な展望を想像してしまうがユーザーとすれば、やはり喜ばしい事なのだ。


May.21,2002 (Tue)

さよならサヨナラ

 VisorEageを協力会社の方に売り払った。
短い期間であったが、PalmOSの有効性を私に教えてくれた機種だ。
高解像度欲しさにとっととCLIEに乗り換えたものの、良い機械だったのは間違いない。
バックライトが壊れていたので、新渡戸さん1人で売った。
が、保証書があるので、新品に交換する事も可能だ。
まぁ、身近な人にはそれなりでないと関係が悪くなるというものだ。

DVD

 パッと入った銭なので、パッと使う事にした。
帰りにDVDソフトなんぞ買ってみた。
買ったのは「もののけ姫」だ。
豚に引き続き、ジブリでは2枚目である。
状態的には、「タタリガミ」が非常に観たくなったという、コレまた簡単な理由だ。
ダミーをレジに持って行くと、なんか太いパッケージを渡された。
どうも、3枚組らしい。
ジブリ系では、当たり前のように絵コンテを当てたヤツが付いて来るのだ。
では3枚目は何なのだ?
3枚目は、各国語吹き替え版の入ったディスクだ。
それと、TVCMとか劇場予告編だのと入っている。

 興味深いのは米国でのCMとか劇場予告。
とにかくアクションシーンを切った貼ったで、相当動き回る映画にみえる。
全米公開するのは知っていたが、やっぱり扱い的にそうなんかい。
それに、哀しいかな日本語台詞の微妙なニュアンスを伝える事はできていない。
まぁ、異なる文化の人達が観るのだから、まずはストーリーを正しく伝えるのが先か。


May.26,2002 (Sun)

DVD(2)

 店頭に『耳をすませば』のDVDが出ていた。
心中で、「あ〜う゛〜む〜あ〜」という擬音の様に悩んだ後に何故か購入。
持って帰って、早速Pismoにて再生&鑑賞。

 ゴロゴロゴロゴロ〜(←恥ずかしくてのたうってる)

 ゴロゴロゴロゴロ〜(←やっぱり恥ずかしくってのたうつ)

 ・・・暫くコレが続く

 そして終わり辺り・・・

「・・・雫っ!大好きだぁ!」

 ガン!(←頭を打ったらしい)

 ・・・・・ゴロゴロゴロ(←頭を押さえてのたうってる)

 ・・・・・・(←ようやく終わったらしい)

 という具合に、非常に体力を消耗する映画なのだ。
3年くらい前にのどかの部屋で、ダメ人間が4人ほど集まって観た事がある。
実際には葵(野郎)が観たことが無いとか言うので、その場に居たダメ人間達(いあ,HAL,入鹿,のどか,葵)で鑑賞会となったのだ。
ある程度作品を知っている方ならご存じだろうが、作中にヒロインのお姉さんの有名な台詞がある。

「私はやるべき事はきちんとやってるわ!あんたのは、ただ逃げてるだけじゃない!」

 この瞬間、鑑賞しているダメ人間の殆どが「ぐはぁっ!」と痛いリアクション。
やさぐれた4年生、反省しない5年生、研究の進まない大学院生、等々が居たからだ。
少なくとも、現時点では働いて自分の給料で飯を喰っているので、昔ほど痛くは無い。
だが、昔は痛かった。
更に言えば、私は実は同じ台詞を実の兄姉から貰った事がある。
痛いハズだ・・・身に覚えが有る上に、そういう状況を経験しているのだから。

 さて、『耳をすませば』だが、実は私は劇場公開時に行っている。
確か、大学に入って間もない頃だったと思う。少なくとも高校生では無かった。
で、ここで昔の話をするとだ、実は私は2度劇場に足を運んで『耳をすませば』を観た。

 何故に2度も?

 私としても謎だ。単純に作品としては『紅の豚』の方が好きだし
とにかく、越前のあまり良いとは言えない映画館に2日連続で見に行ったのだ。
半分くらいが親子ずれだったりして、野郎1人ってのはここでは珍しい。
(まぁ、あくまで越前だから珍しいのだがね)
で、その時はどうしていたかというと、やっぱり「ぐはっ!」ってな感じで身悶えしてたのだ。
声は出して無いけど。

 これは「萌えた」という事なのか?そうなのか?
だとしたら、やっぱり・・・・「おお嫌だ」自分の行動ながら。


May.29,2002 (Wed)

腰痛

 腰痛で仕事にならん。
まぁ、それではクビになるので、クビにならん程度で働いている。
しかし、甚だ能率悪し。

 それもこれも、先週末の乱痴気騒ぎの副産物である。
断っておくが、俺はその乱痴気騒ぎの当事者とはちょっと違う。
騒いだのは後輩共だ。
そして、一部のOB達である。

 先週末、我が青春の探検部最大のイベント、Japan RiverVenture Championshipがあったのだ。
川下りの大会としては最も古く、昔はこの大会しか無かった。
他の大会が、色々な地域で開催されるようになったのは、ホントここ近年の事である。
今年の出艇数は80そこそこであったのだが、最も多い時は120を越えた。
そこには学生だけでなく、プロまでもが参加する大会なのだ。
が、ここ数年は競技としてのレベルの底上げが起こり、まったりとしたチームが参加するのが痛くなったせいか、また減少傾向にある。

 まぁ、大会の能書きはいい。
問題は、アルコールと体力と羞恥心をひたすら消費するナイトステージある。
とにかく、決勝前夜は学生共が飲む・騒ぐ・燃え尽きる、なのだ。
で、OBでもうすぐ30にもなろうかという連中まで便乗するから質が悪い。
そういう人間のひとりに私の先輩が居たのが運の尽きである。
そしておきまりの介抱コース。
水分採らせて・吐かせて、を繰り返して、胃を洗浄する。
吐いたら吐いたで、適当な場所で寝かせる。
この間、私は無理な体勢で60kgの肉の塊を支えていたのだ。

 介護とか、赤ん坊とか、泥酔者を運ぶ、とかをやった事をある人であれば解るだろう。
そう、意識のない人間は、単なる肉塊なのだ。
もう、掴みにくいわ重いわで最悪だ。

 その結果が腰痛である。
体重の重い私には、最もキツイ疾患である。

 さて、どうクレーム付けてやろうか。


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