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過去の日記



[行間を読め!]

Jul.1,2000 (Sat)

 今日は宴会・・・・・・俺ってM2だったよな・・・・・てぇか四年生が来てないってのはどういう事だ?
何で未だに宴会準備させられるんだよ!
てぇか俺を指名するな!
助手!
確かに今日の会議は俺とかドクターコースのTさんとか全く関係無いけどさぁ、俺達にやらせるの止めて。
別に年功序列云々って訳じゃ無いけど、ろくに実験もしないし他人の取ったデータ使って卒論書こうが俺には関係ないがな、だったらこういう事ぐらいやってくれよってのが俺の主張。
 と・に・か・く・楽しくもない宴会の準備はイヤだよ。


Jul.2,2000 (Sun)

 ふ〜む、何て言うかなぁ・・・またBGV代わりに付けていたテレビネタなのだ。
で、この間もちょっとしたネタを提供してくれた「特命リサーチ200X」である。
日記には書いていないかも知れないが、以前から言っている通りこの番組は教養・情報系に分類されているらしいが、私に言わせればそういう側を着ているゴシップ番組だ。
しかし、以前掲示板の方で多少の議論があった様に、一般の地上波民放局に対し、ドキュメンタリー特化局(海外)やNHK等の質には到底及ばないのは仕方の無い事である。

 で、今回採り上げていたのが「洪水」である。
オフラインで面識のある連中は知っていると思うが、私はこういうネタにかなり敏感である。
河の事だったら一晩だって語れるさ。
というわけで、いつもの野良犬の如きの噛み付き駄文を垂れ流すので、読みたくないヤツはとっとと止めて構わない。

 やはり出してきたか・・・と河関係の事を多少なりとも知っている人、または過去のニュースを憶えている人ならピンと来るのだ。
東京都心を臨む荒川が決壊した場合のCGシュミレーション映像である。
これが建設省から発表された時には各メディアが採り上げ、何故今コレが発表されたのか?その意図を巡って憶測が飛び交ったものだ。
こういう突飛なものを除いたとしても、この手の政府関係機関の発表は、それなりの意図や思惑を多分に含んでいる。
で、やっぱり・・・で感じで出てきたのが”スーパー堤防♪”である。
すんごい強大な堤防で、無茶苦茶金がかかる代物だ。
設計は200年に1度ある大洪水レベルを想定して造っている。
で、マスコミは大抵この200年って所に噛み付くんだけど、私の場合この辺の基礎学問を、実はやっていたりする。
だから、200年って基準のバックグラウンドを多少なりとも知っていると、安易に批判する気にはならないのだ。
しかし、指摘するならば200年に一度の洪水を余裕綽々で乗り越える安全設計という点かな。
ただ、こういう形で危機感を煽りながらのエクスキューズってヤツは気に入らない。
もうちょっとやり方が無いものかねぇ・・・。
で、私が邪推するに結局の所スーパー堤防はジャブに過ぎないのかも知れない。
最近は表に出難くなったが、日本の首都移転・首都機能分散プロジェクトが無くなる事は無く、これを見越した上でのアジテーションでは無いのか?
私としては、首都移転や機能分散は必要な事だと考えているが、問題は如何にコストを削りつつ行うかが問題である。
スーパー堤防なんてものを造っている建設省にそれが出来るか?というのが問題なのである。

 災害に対し日本はアドバンテージは無い。
何故なら、元々非常に危険な国土であるからだ。
地震が多い、河は急で暴れやすい、火山が無い場所は無い、コレでは比べることも出来ないってものだ。
特に危険なのは、東海道である。
地震の多発地域とも言えるあそこに、日本の大動脈があるのだ。
現在のインターネットが正常に作動すれば、例え東海道が潰れた所で、全く通信出来ないわではないのだが・・・ただ流れている情報の量が違うのだから、実用に耐えうるとは思えないがね。
それにインターネット回線だけでは、現在の生活は成り立たない。とにかくバックアップってものがあんまし無い国だしね。
ただ、この脆弱とも思えるシステムには良い点がある。
元々安普請なだけに、復旧も安く早いということだ。汚らしい電信柱とその電線も、例え倒れた所でまた立てて行けばいいだけの話なのだ。
これが集中した共同孔だったらどうだろう?
まずはアスファルトを切って、配管までの土砂を取り除いて、共同孔そのものの強度検査を行って補修箇所と交換もしくは再施工箇所を洗い出し、しかる後に直すという具合である。
あの醜悪な電線も、そういう意味では有り難いのだが・・・。
日本は政府や民間の回線に、核戦争クラスを全く想定していないのだ。
 あ〜あ、なんか当初の話題から思いっきり逸脱しているな。書く気が失せてきたから、この辺で止めておく。
 でもついでに書いておくと、JASRAC(日本著作権協会)って全国向けでCM出してたのね。
元々米国の外圧で間に合わせ的に造った団体だけど、未だに昔のまんまだからねぇ。
現在、著作権料の算定基準とかってちゃんと公開しているのかね?
以前調べた段階では”適当”って状態だったみたいだし・・・。


Jul.3,2000 (Mon)

 今日は農学部全体の清掃活動があった。
俺は院生だ!等と世迷い言を抜かしたところで、研究室が学部に所属している以上、参加しない訳にもいかない。
しかしだ、これまた四年生が来ないというのはどういうことだ?
頭数がモノをいうような時に限って居ないのだから・・・ブツブツ・・・・。

 とにかく暑い、汗が噴き出し流れ落ちる、あ〜やってらんね。
 で、夕方以降だが、葵ちゃんところで飯を食った。
だが、デジカメを持っていかなかったのと、なんか二人とも疲れていたので、今回はSの食卓は無しである。

 今日の収穫;余り物のビールを渡し、BIOSが飛んだM/Bを友人より譲り受ける


Jul.4,2000 (Tue)

 寝過ごした・・・昼過ぎに大学へ行く。

 大学へ行くとスクラップの寄せ集めで組んだマシンのセットアップを行う。
なんか妙な挙動を示し、妙に不安定なのが気にかかるが取りあえずは動いてくれた。

 で、この日付で掲示板にも書いてあるのだが、どうも(株)スズキの社長が交代するらしい。
軽自動車枠を頑固に続けさせてきたあの最後の牙城が崩れるのだ。
この話を聞いてからインターネットで詳しい事を調べようとしたのだが、全くもってヒットしない。
ガセか?と一瞬思ったのだが、未だ情報がインサイダーで止まっているせいなのかも知れない。
だってネタ元が、スズキ本社勤めの技術者からなんだもの(^_^;)
で、直接スズキに真偽のほどを聞こうかと思ったのだが、本社に直接通じているメールアドレスの類は公開されていない。
で、Tさんに聞いた所、スズキ内のイントラネットはまず滅多な事では外部と繋げることはないらしい。
繋げる時には課長レベルで許可を取らなければならないという状況。
じゃ広報なんかはどうか?というとTさん曰く

「ああ、スズキの広報ってこの程度の部屋だから期待出来ないね」

 この部屋とは、我々が使っている六畳程の院生部屋の事だ。
ふぅ・・・どうにもならないねぇ・・・と考えていた時だった、「じゃマガジンXはどうかな?」早速マガジンXのWebサイトを探し出し、書き込める様な場所は・・・BBSがあった♪
と思ったら、個人向けの誹謗中傷が絶えないということで閉鎖されていた。
ちっ・・・せっかく面白いネタ入ったんだからタレ込んでやろうと思ったのにねぇ。
一度やってみたかったんだよなぁ、タレ込み屋ってさ。

 夜中NHKの組閣関係の番組をひたすら観た。
何て言うかなぁ・・・選挙であれだけブチ上げていた割に、全く持って政治的力学の成果?
いや、落とし子と言うべき何て事のない組閣である。
そんな中で、注目すべきは建設大臣である。
スキャンダル真っ直中では、美味しいポストも絞首刑の台でしかない。
そこへあの俗物総理は保守党の扇党首を持ってきた。
「うわぁ・・・」ここまで露骨な人事も無いよなぁ、同情はしようも無いが貧乏くじを引かされてはたまらないねぇ。
とにかく、適当なジジイが雁首並べてどうしようってんだ?
もう堺屋は要らないんじゃ無いの?官僚出身の物書きに出来ることなんてねぇ・・・。
で、ジジイの政治業者だけじゃマズイってんで、環境庁長官に民間人の女性を登用したようだ。
ねぇ?コレってバランス感覚ってよりは帳尻合わせって言うんじゃないの。


Jul.5,2000 (Wed)

 明日は明日でゼミがある〜取りあえず・・・って感じでつらつらと資料を造ってゆく。
っていうか細かい事書いても面白くも何ともないので、どうせ面白くないのなら〜と開き直り、機械というか機構というか、そっち系の事ばかり書いていた。
そんな風だから、めちゃくちゃ面白くない文章を書く作業はしんどい。
どうせって事で、動作解析方向へ持っていくことにした。
はい、肝心な主語が省かれているだけに、ちっとも分からない説明でしたな。

 で、またBGV代わりにTVを付けていたら、なんかフジ系で妙な番組が始まった。
まぁ、要はクイズ番組のハズなのだが・・・どうも通販番組くさい。
そんな事はどうでもいいのだが、回答者の一人が通販関係でインターネットを出して来た。
そこのセリフなのだが、「よくインターネットの通販利用するんですよぉ、それで買うのは本なんですけどぉ、米国でもこれから始まったってぇ」そこへ司会の生島弘が「ああAOLね」とすかさず答える。
思わず「オイ!(-_-;)」と突っ込む。インターネット書籍販売のパイオニアで、最も有名な書籍eコマースサイトってのはアマゾンだってのぉ。
生島よ・・・フリーになって仕事が減ったのは分かるけどさぁ、公共の電波で稚拙な知ったか垂れ流してよぉ・・・そりゃ仕事も無くなるよ。


Jul.6,2000 (Thu)

スノウブランド

 最近ニュースを何かと騒がせている雪印の社長が辞任を決意したそうだ・・・で、辞任表明会見の時の社長のセリフに次の様なものがある。

 「〜事態の収拾に全力をあげていますが、本日私は辞任の決意を致しました、お騒がせ致しました事を深くお詫び致します〜」

 そう、コレが日本である。
  被害に遭った消費者に対しての謝罪をするべきじゃ無いのか?
社会を騒がせた事よりも先に、実際に被害に遭った人間に対して最大限の謝罪をするのが筋じゃ無いのか?
この社長というか、古参の巨大企業の幹部連中の殆どだとは思うが、自分が優先すべき順序をバカ正直に守ってどうする!
食品製造販売業じゃ無かったのか?

 で、次に言った言葉が
 「1工場をもって全部とは判断しないで下さい」
 である。

 ふざけるんじゃ無い!その努力を惜しんだのは何処の誰なんだ?世間を騒がせた事ばっかり気にして。
結局は自らの行動と態度によって、一般消費者の信用ってものを台無しにしてしまったのだ。
消費者が離れてゆく事態に手をこまねいた雪印はどうしようもない企業である。
で、私自身の状況から思うことなのだが、今年雪印から内定もらった人ってどうしてるんだろう?
企業としての損害って洒落にならん規模だぜ?


Jul.7,2000 (Fri)

 今日は七夕〜♪だからと言って、遭いに(笑)行く女も居ない我が身の哀しさを嘆く今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか?

 砂上の楼閣県は暑く、そして熱いです。
今日は金曜な訳ですからTAがあり・・・そして学部生の相手・・・というか見張りをするわけで。
先週と同じ内容の講義(実験)を、つまらなく観ている私がいるわけで。
おかぁさん、TA料の出ないTAをやるのはご免です。


Jul.8,2000 (Sat)

立ち退き勧告

 今日の早朝、いきなり大家さんが訪ねてきた。
眠たげに戸口へ出ながら「別に最近は迷惑かけてなかったハズだぞ・・・」と、かなりネガティブな思考に囚われる。
で、結局はなんの用だったかというと、とある身体的特徴を並べられて「こういう友達はいるか?」と尋ねてきた。
その身体的特徴の人間が友人には居るが、鳥取には居ないので「否」と答えておいた。
その上で大家さんが話し出したのは、実は昨日の昼間そういう輩が私の住む棟の方へ入っていって、しかも玄関の扉を開くときにハンカチを使っていたというのだ。
大家さんは泥棒であると断じていたが、私もそうだと思った。

  私を知る人は結構知っていると思うが、私が学部の二年の時に泥棒に入られている。
しかもその泥棒は、私が寝ている間に部屋に侵入し財布にカメラと高そうなモノを盗んで行ったのだ。
当時の私の部屋の扉は、直接外と繋がっていたので片手で開け閉めするには結構でかい音がするので、一度荷物を置いた後に音を立てない様に開けたのか、入り口にカメラを忘れていった。
とにかく財布を持って行かれたために、当時携帯電話も持っておらず警察への通報も出来ない有様で非常に難儀した。
しかもその日は実家に帰る予定の日で、財布に入れて置いたJRのチケットを含め全く現金が無くなってしまった。
大家さんがお金を貸してくれたので、取りあえず警察への通報と銀行へカードの停止依頼等、色々と用事を済ませる事は出来た。
しかし実家にも帰れないし、大家さんから借りたお金は、細かい用事を済ませるには十分だが、その後生活したり実家へ帰るには足りないしと非常に困った事態に陥ったのだ。
結局この後、2週間ほど工事現場でドカチンをやるはめになったのだった。

 で、そのときは警察の防犯課が来て、現場検証をして行ったのだが結局犯人は今に至っても捕まっていない。

私は、他人が部屋に侵入したにも関わらず起きなかった事が悔しくて仕方ない。
もし気づいていれば、過剰防衛をこの手で試す非常に良い機会だったのに・・・。
等という不穏当な発言は止めておいて、実際は起きなくて良かったのかも知れない。
なんせ、当時の私のベッドの枕元には、AITORのJunglKing-Iを常備していたのだ(Jungl〜のリンクをクリックすれば、このサイトのサバイバル項目のトップページが出てくる。
このトップを飾っているナイフがJunglKing-Iである)。
このナイフはNATOで制式採用された経緯のあるサバイバルナイフで、ジャングルにこのナイフのセットひとつで放り出されても生きていけるだけの機能が備わっている。
日本では、このてのサイズのナイフを目にする機会が少ないので、コレを見た人は大抵呆れるものだ。
話を戻そうか、結果として私はこのナイフの機能を実地で試す機会を失ってしまった訳だったが、もう一つ困ったことが生じた。
現場保存の関係上、枕元にでかいナイフを置いたまま警察を迎えないといけないという事だった。
泥棒に入られた直後は、ナイフにまでは頭が回らなかったが、警察の現場検証が始まってどだけもしない内にこのでかいナイフを見つけられしまったのだ。
防犯課の警官はナイフを見つけると、しげしげと眺めた後におもむろにシース(さや)からナイフを抜き取った。
シルバーのマットで仕上げられたナイフを光に当てて観察する。
鈍く光るマットの刀身を眺めているかと思ったら、唐突に尋ねてきた。

 「ねぇ、コレって本物?」

 「ええ、スペインのアイトール社製でNATOで制式採用されてます」

 「へぇ・・・」

 と、またしげしげと見つめ直し元あったシースへと納めた。
私的には、持ち歩いていないこそ刃渡りが余裕で180mmを越えているので、なんか非難されやしないかとドキドキだった。
しかし、このときのこの警官の表情は、なんかナイフが欲しそうな感じがしないでもなかった。

 まぁ、昔語りはこの辺りでおいといて・・・。
とにかく泥棒って分かったら昔の恨み辛みもあるだけに、私は何をするか分かりません。
せめて包丁ぐらい握って”強盗”まで罪の駒を進めてくれたら、私は嬉々として自己防衛に乗り出すのですがね・・・。

 泥棒;包丁を突きだして「かっ・・金を出せ!」

  私;Junglking-Iを出しながら「今時人を脅すんだったらコレぐらいは出さなきゃねぇ」
    そして、逝っちゃってる表情で「抵抗しろよ♪でないと自己防衛にならんからな」

 って感じでね♪

 とにかく私は私に損害を与えるような存在に関しては、人権なんて気にしませんから。
あのときの泥棒がもし私の前に出てきたとしたら、痛覚を持っている事を後悔させてやります。
春になりきれない季節の雪が降る中のドカチンは辛かったんだ!


Jul.9,2000 (Sun)

 今日は日曜で安息日である。
別にクリスチャンでは無いが、最近は休日を休日らしく過ごすことにしているので、まさしくオヤジ的な休日を送った。

 が、何もせずにゴロゴロしていた訳ではない。
データの整理を始めた。そう、文字通りデータ整理である。
バックアップに使ったCD-Rの中身を、詳しくラベルに書いていったのだ。
で、昔造ったファイルを物色していると、現在HDDに落としていない創作系のファイルが出てきた。
ああ、いい加減書かないとなぁ・・・とか思って、頓挫させていたいくつかの話をちょこちょこと直し始めた。

その中のひとつを直していた時だったか、なんとなくムズムズとしてきたので、続きを書き始めてしまった。
と思っていると、以前のプロットの不備なんかが気になり始め、なんか本格的にテキストパンチが始まってしまったのだ。

 で、書き始めたは良いのだが、なんか以前考えていた方向とは全く違ってきてしまった。
どうも書き進む内に、まるでエロゲのシナリオっぽくなってしまってきた。
元々濡れ場は避けられない・・・というかシナリオそのものが、そういう内容だったのだがね。
ああ、全く書いた事が無い訳では無いのだが、やはり一人で濡れ場を書くのは痒い!

 日テレで、【コロッセオ】という総合格闘技TV番組が始まった。
ちょっと前に三沢を始めとした全日レスラー離脱劇が原因で、長年続いた日テレの全日中継が修了した。
その後を埋める形で始まったのだが、今後は【コロッセオ】という番組で全日に囚われず様々な団体が出てくるというものだ。
最近は全国放送には全く出てこなくなった新団体や、弱小団体も出てくるので非常に楽しみである。
だって・・・パンクラスとか出してくれるんだもの。
でも・・・録画だコレ・・・だぁ!だから田舎はイヤなんだ。


Jul.10,2000 (Mon)

封印

 今日は今日とて、大学でMOの中身を確認・整理していた。
通常自宅にはMOメディアは置いていない。
理由は簡単で、自宅にはMOドライブが無いからである。
大体私のバックアップの仕方は、大学の環境の変化と共に変わってきた。
初期のファイルは殆どMOにバックアップが取ってある。
研究室にRが投入された後は、大量の情報を一括してRに焼いていた。
R投入以降のバックアップファイルは、CD-ROMさえあれば何処でも読めたために、現在でもローカルディスクに引き継がれているのだが、MOに落としたデータは必要無ければ、そうそう参照などしない。
で、特にという訳でもないが、MOにため込んであるファイルを色々と覗いていると・・・出るわ出るわアキレス腱の数々が・・・(笑)

アキレス腱という表現を使ったが、どういう意味か?

というと、まさしくそのまんまの意味である。
別に研究報告の類なら、全く持って問題無いのだが、過去に作成した創作系のファイルはそうもいかない。
稚拙というか、愚かというか、とにかく今にして見ると赤面しそうなファイルの類なのだ。
こういう記録はとっとと削除するに限るのだが、思いで・・・というよりは教訓としてやはり残さねばなるまい。
決して公開されることは無いのだが、自分的に削除する訳にもいかないのが、何とももどかしい。
 掘り出したファイルの類は、ひとつのMOに集約した後に発禁処分にすることにした。
実際どうしたか?というと、MOを一枚ケースの中に入れた後にアロンαで接着、その後乾燥剤と共に二重にしたフリーザーパックに入れ布で包む、しかる後に実験棟で3o厚の鉄板を切り貼りしアーク溶接にて隙間を閉じた。
今後はこの鉄の塊が、私の教訓となるだろう。

 で、今日も帰ってからいそいそと創作に打ち込むも、なかなか難しい。
いやぁ、やっぱポルノって難しいね♪ってオイ何を書いているんだ何を(-_-;)

 まぁ、冗談はコレくらいにして・・・。

 実際ブランクを考える・・・創作の最盛期って訳じゃないが、やっぱりさっきのMO云々の頃はやたらと勢いがあったものだ。
MOの中身のファイルは1割も公開していないものだ。
それだけ稚拙で恥ずかしい内容なのだが、今はアレほどの勢いはあるまい。
そう、今求めているのは勢いなのだ。
とにかく書き上げるまで勢いが続かないと、書き上げられそうに無いのだ。
 ああ、このサイトに置いたいくつかのファイルは、暗黒時代の痕だからMO時代とは違うからね。


Jul.11,2000 (Tue)

 実はこの日、大学へ行ったのは夕方になってからである。
別に日中に用事があった訳ではなく、ただ単に十日の夜から十一日の朝にかけて、ひたすらアレの続きを書いていたからである。
でも、大学に行ったところで、この日は何も無かったんだけどね。
教授は学生を見学に連れて行っていたし、助手やドクターコースの人も同様だったからである。

 って事で、私が研究室に行ったときにはもぬけの殻ってヤツ。
適当にメールチェックして、昨日の日記をアップして、そのほか雑多なことを処理しただけの1日だった。
それに、昼間寝たものだからやたらと体力を消耗していることしていること。
夕方起きたら汗がジットリで、体が重いし目はなかなか開かないしで、やたらと体と頭が重かった。
そのせいか、今日はやたらと早く寝たのだった。


Jul.12,2000 (Wed)

 水曜日♪
 今日は何をやったっけ?
 ああ、そうだ乾○地研究○ンター(略して乾地研)で肥料散布してたかぁ・・・ついでに言えば、トラクタで耕耘もしたっけなぁ・・・暑いからよく憶えてないや。
ああ、帰ってライトSFって感じなのにいつの間にかポルノになってしまったテキストファイルを弄くって寝ちまおう・・・。


Jul.13,2000 (Thu)

 今日はヤ○マーの中央○究所の○田さんが来て、ラッキョウ植付け機の検討会が開かれた。
砂上の楼閣県の数少ないユーザーが集い(笑)、機械を囲んで開発者の前で難癖つけるという非常に有意義な1日であった。
その後、学部長室にて今後の機械改良の打ち合わせが行われ、さらなる厄介事に関わる事になる。

 (上記の文章は多分フィクションです(^_^;))

誘導・曲解・見当違い(NewsJapan)

 Microsoftの『PocketPC』日本語版に関連してNewsJapanが適当な報道していた。
 紹介が非常に適当〜な状況である。
PocketPCで「ほらぁ、こうやってメールを書きながら、音楽だって聴けてしまうんですよ!」なんて言ってやがる。

何処が凄いのか、自分で言ってみやがれ?

マイクロソフトのデモをそのまんま、ただ繰り返して流すだけなら新聞で十分なんだよ。
それに、CACIOのカシオペアを出しておいて、メーカー何てどうでもいい様な状態。
それに対して、SONYに関してはPalmOSの「パ」の字も出てこない。

 このニュースを編集した人間が考えている事が解らない。
しかもマイクロソフトの関係者に「ライバルは?」と聞いたときに、マイクロソフト関係者はハッキリと「パームです」と言っていた。
しかししかし、テロップで現れた言葉は「SONYです」に差し替えられている。
日本でPalmデバイスをリリースしているのはSONYだけか?
3文字アルファベットな専門用語ならばともかく、明らかに言葉の意味を歪めている始末・・・。
マスコミに取っては、SONYという日本を代表する優良企業と、PCの巨人であるMicrosoftの対決は解りやすい事この上ない。

 だが、IBMはWorkPadを既に販売している。
Palmも既に日本法人造って日本語版を販売している。
さらに、HandSpring社もVisorで参入開始した。
こういうなか、Microsoftの人間はPalmプラットフォームの日本浸透と戦わなければならない。
そういう時に、何故に「SONY」と言わせたいのだ?
Palmにマルチメディア拡張を独自に組み込み販売しているからか?
そういう意味ならともかくだ、PDAで音楽が聞きたいなんて人間がいったいどれだけ居るのだ?
それよりも、データアシスタントとしてなら、もっと多くの人間が使う可能性があるだろう。
音楽は、おまけであってメインでは無い。
派手に着飾って、何でも出来るという幻想を与える為に必要なアクセサリなのだ。
車とカーステレオの関係だと思いねぇ。
カーステレオだけあって音楽が聴けたとしても、「ラジカセで良いじゃん」という結果になる。

 私が「本質を見誤っている」等と言える人間じゃ無いが。
ハッキリと、「NewsJapanが情報を歪めて報道している」とは言える。
日本の大手マスコミの取材能力の低さというか、適当さにはいい加減ウンザリしている。
しかも、ここまで歪曲してくるのはどうかと考えてしまう。

 確かに発表が重なったのは分かるが、SONYのPalmOS搭載PDAと『PocketPC』って本当に競合製品なのか?
たとえカラーのPalmであっても、バッテリーの持ち時間では、PocketPC搭載機なんて問題にならないだろうに。
 しかも酷いのは番組スポンサーにシャープが入っているって所だ・・・ザウルスの宣伝やっている所で、マイクロソフトの太鼓持ち報道・・・救われないねシャープさん。

 こういう噛み付き文章には、「一般人には違いなんて分からないさ」という至極もっともなご意見を出される方がいるが・・・どうやった所で明白な違いがあるモノを、何故に同じように扱っているのを指摘して何が悪い?というもの。

 まぁ、どうでもいい事なんだわ・・・いつもの如くね。俺的にはPSION(サイオン)Revoの日本語版こそ出して欲しいんだからね。
コレ読んで「ああ、またマニアックな・・・」とか「どうせ知らねぇモノだ」とかは言わないで欲しい、むっちゃ美しいPDAなのだ。
必要条件を満たした後は、個人の好みの世界ってものだろ?俺はPDAだろうが、キーボードが無いとダメなんだ。
で、キーボードを実装したPDAデバイスとして断言してやる!「PSION Revoが最も美しい!」とな。


Jul.14,2000 (Fri)

BGM

 今日の夕方、tnkさん(ドクターコース)が、
「ねぇ、エヴァンゲリオンのサントラ借りてきてくれない?」
 と、言い出した。
 コレは以前、「エヴァのサントラ持ってる?」って聞かれた時に、自分は持っていないけど、連れから借りることはできると言っていたためだ。

 で、唐突にこんな事を言いだしたのには一応訳がある。
訳と言うにはアレなのだが・・・まぁ、要はBGMに使うという事なのだ。
何のBGMに使うかというと、tnkさんのやっている研究というのが車両の自動走行で、その最初の実験(別名;起動実験)をもうすぐやるのである。
で、自動走行だけに暴走の可能性が全く無い訳ではない。
で、起動実験&暴走時にBGMが欲しいという理由でエヴァンゲリオンのサントラを使いたいとの事・・・。

  くだらねぇ・・・と思いつつ、嬉々として手配をした俺も俺だが(笑)
てぇか、わざわざ実験時のBGMまで指定する人は初めてだわ。


Jul.15,2000 (Sat)

海外逃亡

 よく寝たぁ・・・・
 夜中、探検部の後輩の壮行宴会へ出る。
四年生で就職活動をやっていたと思ったら、早々に放り出し海外逃亡を決め込んだヤツだ。
逃亡先は豪州で、既に四月から一人同部の同期が行っている。
なんか最近のヤツは豪州に逃げるパターンが増えて来ている。
コイツの同期だけで三人目なのだ。
どうせなら別の国や地域に逃亡して欲しいものなのだが、行き易い所ではある。
私としては、死なずに帰って来て貰えば何をやっても構わないのだがね。
なんせ、無茶・・・というかヤバい状況に陥ったのは、一番最初に行った先輩ぐらいなものだ。
この人は一応、語学留学で行っていたのだが、その後連絡が取れず消息不明な状況があった。
なんせ、クリスマスカードで「これからアボリジニの集落に入る」と記したまま、二ヶ月ほど連絡が取れなかったりしたのだ。
どっかでのたれ死んでるのかもしれない・・・なんて考えすら浮かんだものだ。
まぁ、そうはならないのがその先輩の凄いところだったのだが、状況は更に酷かった。

 後から聞いた事だったのだが、あるバイク乗りと知り合いその人と方々の観光スポットへ行っていたらしい。
そのなかのあるときの事だ、砂漠の中のある場所へ行ったときにバイクを置いてその先を見に行って戻った時のこと、戻って来てみるとバイクのガソリンや食料が盗まれていた。
その場所は、滅多に人が来るところではなく当然ながら人なんて住んでいない。
しかも、幹線道路までは100km近くある状況である。座して待った所で、人と出会う事などは望めない。
二人は幹線道路に向かって歩き始めたのだった。
もちろん日中砂漠を歩けば、即脱水症状に襲われるか、熱射により体液を煮えたぎらせて死ぬかのどちらかである。
彼らは、涼しくなる夕方から朝方に掛けて歩き、日中は岩陰などを探しそこで休んだのだった。
谷底の陰に溜まっている泥水を飲んで渇きを癒しながら、約一週間かけて幹線道路に辿り着いたのだった。

 まぁ、こんな事やらかす人間ってのは滅多にいないだろうとは思う。


Jul.16,2000 (Sun)

方言

 NHKで方言を題材に取った番組をやっていた。
で、見ていると福井県が採り上げられている。
福井弁の特徴を答えよ?等と言われた所で、奇妙なイントネーションと無形アクセント、言葉の上では答えるのが難しいのだ。
一応私はTV世代なために、あまり特殊な方言を知らない。
日常的に誰もが使う方言程度しか知らないのだ・・・等と思っていたのだが、番組内で武生に住むおばあちゃんが出てきて、タクシーの運転手と話させている場面があった。
テロップを出さないと、見ている人達が全く理解できないほど方言を使っている。
が、私は聞いていただけで理解してしまった・・・。
ここ数年全く使っていない言葉なのだが、さすがにお国言葉というか三つ子の魂〜云々というか、やっぱりそうそう忘れるモノじゃないのかなぁ。
では、ここらで福井弁講座と行こうか・・・

 福井県で残したい方言アンケートで挙がったものを紹介しよう。

 「きのどくな」=有難う(感謝の意)で使う
 「ほやほや」=そうだそうだ(同意・相づち)
 「じゃみじゃみ」 =TVの受信してない状態(俗称;砂嵐を指して言う)
 「てきない」=つらい(病気の状態等)
 「かたいけの」=元気である、健康である
 「おちょきん」=座る(特に正座の事をいう)
 「だんねい」=大丈夫・問題無い

 等がある。では、上級?編ネタをひとつ。

 「はよしねまー」=早く死になさい・・・では無い、早くしなさい、という意味である。

 ま、こんなところだ。
 それはそうと、今日は100年位に一度の皆既月食があった。
しかし、天気予報は曇りである。
本来ならば、奥出雲あたりまで月を見に行くはずであったが、広島組がキャンセルのために企画は頓挫したのだった。
日曜は適当にふて寝を決め込んでいたのだが、夜中HAL9000より入電「もう皆既月食は始まっているぞ」とかけてきた。
広島は晴れているようであったが、此方はそうもいかない状況であったが、月を探し始めて三十分程経つと雲が切れて月が顔を覗かせた。
雲のフィルタのせいでしっかりとは確認できなかったが、現在の月齢とは全く合わない程欠けていたので、ようやく月食をこの目で見ることができた。

  古代ギリシャのアリスタルコスは、今から約2000年前にこの月食から地球の大きさを求めている。
こういう逸話を聞くと、如何にキリスト教が科学・技術の発達を阻害したかが伺えるねぇ。


Jul.17,2000 (Mon)

 今日の午後、TさんのAGT予備実験があった。
AGTってのはA;オートマチック/G;ガイディット/T;トラクタの略である。
要はトラクタの自動走行の事だ。
AGVって言い方の方がしっくり来るのだろうけど、区別しなきゃならんのでこの名称になったそうだ。

 で、出てくるのは件のサントラなのだが、予備実験をした場所が農学部正面玄関の近くだったので非常に恥ずかしい。
人がそれほど近くに居る訳じゃ無いけど、エヴァンゲリオンのサントラ流しながら起動実験ってのもねぇ・・・。
取りあえず成功では無いにしろ、十分先行きを決めれる結果だそうだ。

 え?ずいぶん適当だって?そりゃそうだよ、手伝いはしてるけどTさんの実験だしね。
進め方までは知らないからさぁ。

 ニュースで国際捕鯨会議のレポートをやっていた。

 それに対してだけど・・・鯨を喰って何が悪い!

 絶滅のおそれがあるから?だから獲らない?

 ふざけるな!人間が喰わずして滅びた動植物なんてごまんとあるさ。

 まぁ、こういう事は今更言うまでも無いか。
で、ニュース出てきた オーストラリアのNGOの罵声があるんだけど、

「クジラの虐殺を止めなさい!」

「とっとと東京に帰りやがれ!」

「捕鯨は過去の遺物だ!」

 面白いんだなコレが。
 虐殺だってぇ?世界広しといえど、日本人ほど鯨を巧く食える人間なんていないさ。
あそこまで細かく喰うのに、虐殺呼ばわりかよ。
で、実際さぁ虐殺ってどういう意味なんだよ。
生き物を殺す事か?牛や豚や羊はいいの?

 とっとと東京に帰れってのはバカバカしいから、どうしようもない。
 で、捕鯨は過去の遺物だってヤツだけどさぁ、鯨獲って殺して油採ってポイってやってたのは西洋人だぜ?
鯨油にしか興味が無かった連中が、石油乱獲の今になって過去の遺物呼ばわりするのは構わないさ。
だって、ヤツらにとっては海を移動する油って認識しか無かったんだからな。
だけどさぁ、現在も続いている食文化を指して過去の遺物って言うなら、それは単なる勉強不足ってものだ。


Jul.18,2000 (Tue)

YS11マンセー

 NHKのProjectXも久しぶりに有意義なネタをやったなぁ・・・YS-11だ。
NHKでやっていた内容も含めて、ちょっとYS-11について書いておこう。

 私が生まれて初めて乗った飛行機は、YS-11である。日本初である国産旅客機、昭和四十五年(1970年)に就航した。
180機以上が生産され、現在現役であるYS-11は80機を数える。
就航開始より三十年、現在も飛び続けている。
私が乗ったYS-11は海上自衛隊機で、ロールスロイスのエンジンを搭載していた。

 『輸送機設計研究協会』

 輸送のY、設計のS、それがYS-11のYSである。
 YS-11のプロジェクトに参加した人間は、飛燕や零式の設計者、そして東条英機の息子(零式の開発チームの一員)とやたらと戦前の歴史を感じるメンバーである。
戦闘機の設計者もそうだろうけど、東条の息子はさらに苦労した事だろう。
YS-11プロジェクトに招かれたときに、三菱の技術次長(ライセンス生産やってた部門のね)にまでなってたんだから・・・。
とにかく航空機産業ってのは、ある意味総力戦である。
この辺りはHALからやたらと蘊蓄を聞かされているので、よくわかる気がする。

 戦後から戦前へ・・・航空機産業の技術はYS-11という成果の元、受け継がれたのだが、そこから先がポシャってしまっている。

< ここからはNHKでやってくれなかった部分〜すげー知りたい内容〜>

 知っている方は知っているし、憶えている方は憶えているだろう?”飛鳥プロジェクト”を。
 飛鳥プロジェクトとは、国産小型?中型?ジェット旅客機プロジェクトだ。
私は試作機飛行試験の報道があったのを憶えている。
確か、主翼にふたつ垂直尾翼下部にひとつのエンジンを持ち、結構オーソドックスな構成だったと思う。
設計を終え、試作機まで造られた飛行機が何故に生産されなかったのか?
まぁ、思いつくだけでも色々とはあるがね。
試作機から生産型へ移る段階で、また大量の金を喰うし、なんてったって価格競争力が問題だ。
だって私がその報道を観た当初は、バブルの真っ最中だもの。
円高華やかかりし頃ってヤツだ。
しかしねぇ、色々と事情はあるだろうけど、ああいうプロジェクトが潰えたのが非常に哀しいのだ。

 そういやネットで飛鳥について調べてないないなぁ・・・調べておこう。

 というか、この日記をアップ後に即調べたのだが・・・飛鳥プロジェクトに関しては、おもいっきし記憶違いをしていたようだ。
『飛鳥』とは、STOL実験機の名前であり、旅客機プロジェクトでは無かったのだ。
国産輸送機でおなじみのC-1輸送機(航空自衛隊)をベースに、純国産のFJR710/600Sエンジンを搭載した飛行機である。
STOLとは短距離離着陸の事で、飛鳥はエンジンの排気を主翼上面に流し、USB(Upper Surface Blowing)フラップによって排気を下向きに 曲げる方式で、通常の2〜3倍の揚力を発生させる構造だった。

 あ〜あ、やっぱりガキの頃の記憶ってあてにならんもんだなぁ。

 話は続く・・・またもやニュースネタであるが、森総理がITに取り組んだのそうだ。
官邸にITという名のオモチャをいくつか取り寄せて、戯れる様をマスコミに晒した。
で、その中でも笑えたのは、総理がご所望のAIBOを持っていった井出ソニー社長の一言、

 「森総理がキーボードを叩いているのは微笑ましいが、
  そんなことに時間を潰していては困る」

 お見事!ってなもんだ。

 昔の人は言いました「バカの考え休むに似たり」全くその通り。
サイバーギャップを取り戻せるほど時間の無い人間がさぁ、ITという名の高価なオモチャと戯れた所で何になるんだ?
せめてだ、せめて星のいっぱいある国のB・クリントン並に、eコマースサイトで買い物するぐらいやってくれよな(B・クリントンのITオンチは非常に有名です)。
問題はさぁ、森に求められる能力はITを解っている人間を登用する能力であって、あの男がキーボード叩いてメール書いて小渕の真似事する能力じゃない。
サミット間近にバカな事やってバカな姿を世間に晒して、挙げ句の果てにあんな事を元に先進国首脳会議(サミット)の糧にしようだとぉ?
ごく普通のサラリーマンが、パイロット試験の前日にPCフライトシュミレーターで一夜漬けするのとどこが違う?

 だ・か・ら、あんなヤツを総理にするんじゃ無い!って言ってんだ。


Jul.19,2000 (Wed)

海豚ぐらい喰え!

 さて、サミットも間近であるのだが・・・沖縄の名護では海豚を食べる習慣がある。
捕鯨問題の延長で、各国の首脳連中に海豚喰わせればいいのにねぇ。
「ホストが出したモノを喰わないだとぉ?貴様何様のつもりだぁ」って罵倒してやればいい。

 さて、ソフトウエアデザインの発売日が昨日である。
取りあえず買ってきて、いつもの如く巻末近くのコラムから読み出した・・・。
取りあえず、どのコラムニストも連邦地裁からMS分割命令が出た事を採り上げていた。
で、面白いのが全員が全員「この決定は無益どころかMSの利益を増長してゆくだけだ」と基本的に断じているのだ。
2つにしか分割されないMSは短期的には減収するが、長期的な増収は疑いないらしい。
しかも、コレで驚異が去るなんて楽観を決め込める人間は、もの凄い・・・というか、単なるバカ的な楽観主義者とも言える。
ええっと、新世紀エヴァンゲリオンに出てきた第七使徒、アレと同じだ。
ぶった切った所で、2つに分かれただけじゃこれっぽっちも根本的な解決になりやしない。
そういう事だ。そんな決定を出した判事は一体何者?なのだろう。

 この訴訟を担当した、Thomas Penfield Jackson判事であるが、彼について非常に興味深いゴシップがある。
彼が訴訟を担当した当初、コンピュータのコの字も知らない様な状態だったらしい。
なんせ、マウスってのがよく解らなくて、実物見せて説明して貰ってようやく解ったそうだ。
世界最大のソフトベンダの命運を左右しようという訴訟の担当判事がだよ?マウス知らなかったってどういう事だよ?
どーもこのへんの人選過程にMSの暗い圧力というか・見えない手ってのを感じてしまうのは、妄想だろうか?

 MS分割関係は、有益無益の話のレベルじゃ無くなってきた感がある。
別にWindowsを好きで使ってる訳じゃ無いけど、ここまで普及されては今のところ手放すことが出来ないという何とも哀しい現実。
今の状況が未来を決める訳ではないが、影響は無視できない。
という訳で、私的に一番やって欲しいのは、Windowsのソースコードを公開させる事だ。
分割なんてどうでもいい、世の中に恥を晒させれば良いのだ。
だが・・・気の遠くなるようなステップ数のWindowsコードをハックしようっていう酔狂な人間が、一体何人出てくるかは疑問であるがね。


Jul.20,2000 (Thu)

休日イルカになる(嘘)

 〜休日・・・イルカになる〜

 はっはっはっはっは♪まるでどこぞの似非エコ団体や似非ナチュラリストのセリフだ。
そんな前置きはどうでも良いのだが、久しぶりに海に行った。
そして、多少だが潜った。

 私は潜るという行為が大好きだ。
海は私の巨大な体重を緩和してくれるし、何より三次元移動を可能にしてくれるからだ。
人ってヤツは、普段三次元的に動くことが出来ない。
人は、空気をかくには不自由な手と体重を持っている。
人は、水中の酸素を取り入れられないし、水中生活には不自由な体である。
しかしだ、人はグライダーに乗ることが出来るし、訓練すれば泳げるようになる。
人は道具を作り出すことができるのだ。

 私は空を飛ぶお金は出せないが、マスクとスノーケルとフィンを買う程度のお金なら、直ぐに出せる。
大袈裟な前置きだったが、スノーケリング(スキンダイブ)は我々に非常に簡単に三次元の広がりを感じさせてくれるスポーツなのだ。

 で、久しぶりに海に入ったのだが、体力が低下している事をひしひしと感じさせられた。
コレじゃ記録更新どころか、自己ベスト(11m)に到達できるかもおぼつかない。
要鍛錬・・・よりも節制か。
まず一番の障害がタバコだな。
そんでもって、まんべんなく落ち始めた筋力。
フィンで足の裏の特定の筋肉が痛むんだよなぁ・・・。
今年は幸いにして耳は大丈夫のようであるが、ここも気を付けなければならないポイントだ。
あ、別に耳抜きが出来ないって事じゃなくて、純粋に持病の方ね。
誰か一緒にスキンダイブしてくれるヤツ募集〜♪


Jul.21,2000 (Fri)

 朝大学へ行く、いきなり命令・・・「調製機の茎側の歯を取って、○○さんに貸し出すから」って事で、実験室に行ってひとり寂しく作業。
それほど難しい作業ではないので、時間もそこそこに終わった。
貸し出し先の農家への連絡が付かずに居ると、同じ研究担当の四年生が来る。
運良く今日は軽トラで来ているとの事、向こうが取りに来るのを待つのも面倒なので、此方からデリバリーサービスと相成った。
結構よく知っている人だが、いつも世話になっている農家と比べると、やはりよそよそしくなる。
なんといっても意志の疎通を図る際に、気を使わなきゃならんのが面倒だ。
まぁ、そういった所でそれほど大変な事でもない。
面倒な事は事務的に迅速に終わらせるに限る。

 生協に注文していた、PioneerのMacintosh用ADBキーボードが入荷。
早速取りに行く。価格は消費税込みで\5,000程度だが、それほど高いとは思わない。
Macway等の高級キーボードは、コレの2倍以上になるし、AppleII_GSのキーボードはプレミアが付いて中古でも\10,000位平気でしやがる。
NeXTのADBキーボードは、それの更に上を行くプレミア付きだ。
それに、現在所有しているキーボードが、どういう訳かApple DesignKeyboardの日本未発売モデル、しかも未使用!なんという代物
(Appleマークがセンターにあるモデルは、確か正規ルートでは入っていない)
 なので、おいそれと使えやしない。
そういう事情もあって、気軽に使えるキーボードとして納得のゆく性能であるPioneerキーボードを買ったのだ。

 で、実際に使ってみてどうか?っていうと、必要十分な性能である。
キータッチはメカニカルで私好みな感じ、配列もASCIIでreturnがL字とAppleI型(MacintoshIIシリーズが出てた頃)を元に造ってあるだけある。
家に持って帰って、速攻バラす。
キーはパンタグラフで完全なメカニカルスイッチである事を確認・・・ジーンと感動到来。
今時さぁ新品でメカニカルキーボード買ったら高いよなぁ。
DOS/Vの常識から考えたら十分に高価なキーボードかも知れないが、私的には十分安い買い物だったのだ。
これでキートップがもうちょっと広くて、T字の方向キーだったら完璧なんだけどなぁ。
その後、付属品の袋を開けると・・・保証書が入っていた・・・音響映像機器保証書控・・・えっ?

Pioneerじゃキーボードは音響映像機器だったのか?!

 確かにPioneerが唯一出したMacintosh 互換機は、前面スピーカの出来の良さがポイントだったもんなぁ・・・。
でも、キーボードもこのジャンルってのは、ちょっと無理がありやしないかい?え、Pioneerさん。

 で、さらに続きがあるのだが、アンケートハガキの料金受取人払いの有効期限が2年以上前に終わってやんの(笑)
いったい何処の倉庫浚って来たんだ!ええ、生協さんよ。
で、ファンクションキーユーティリティソフトが付属してるんだけど、そのマニュアルがどう見てもSystem7の平面的なウィンドウなんだよなぁ・・・こういう事を承知して買ったとはいえ、色々と笑わせてくれるぜ♪


Jul.22,2000 (Sat)

 今日は再生紙マルチ敷設の日である。
何のことかわからなければ別に良い、そういう資材があってその実験のために畑を造ったのだ。
天候はどっぴーかん、ジリジリと肌を焼き付ける。
程なく私の肌は炎症を起こすまでになった。
それでも作業を続けれたのは、大学以外の方々が飲み物を用意してくれたおかげです。
いやぁ、朝っぱらからビールかっ喰らいながらの農作業も悪くは無い。
全く酔わないけどね。

 作業は結構時間がかかった、昼飯無しで二時くらいまでかかってしまった。
もうその後が大変だった。
腕とふくらはぎの後ろが熱いのなんのって・・・。
家でクーラーをやたらと効かせてるハズなのに、やたらと熱い。
炎症が収まるまではどうしようもない。
って事で、寝ていても熱いだけなので、大学へ行ってメールの処理なんぞをやっていた。

 その後、先輩がディスプレイを買うとの事で、某家電チェーン店へと行く。
言わずもがなであるが、のどかの勤め先である。
そう、私の知り合いの店員を紹介してもらって、ギリギリまで値引きして貰おうという魂胆である。
で行ったがいいが、最初予定していたヤツが在庫切れだったので、在庫がある中で買おうということになった。

結局EIZOのT561を買う。
細かく引いてもらった挙げ句に、税込みでだいたい\45kだった。
小売店価格としては十分だと思う。


Jul.23,2000 (Sun)

 寝てた。とにかく寝てた。
 夜中適当に買い物に出た先でD元さんに出会う。
翌日が教員採用試験とのことで、此方へ出てきていたそうだ。
で、いつもの事ながら「全く勉強していない」と笑顔で曰う。
現在D元さんは、砂上の楼閣県西端のある高校で短期だが常勤講師をやっている。
こういう社会人に片足突っ込んだモラトリアムは、下手に経済力が付く分長く続いてしまう。

 そういやこの人、修士論文まだ書いて無いんじゃなかったっけ?


Jul.24,2000 (Mon)

 朝起きる・・・まだ七時だ・・・寝直す・・・気づいたら正午・・・マズイ、起きなければ。

 とっととシャワーを浴びて、大学へと直行。
正門で教授に会う。
意外にも呼び止められてしまう。

  また催促かぁ・・・

 最近色々とテーマを抱えているせいか、期限付きのヤツの催促をされる事が多いのだ。
そんな考えを巡らしながら、教授の方へ行くと、

 「すまんが、学部長室行って入り口の右側にあるクローゼットからネクタイ持ってきてくれ」

 と、学部長室のカギを渡させる。
どうも急いでいたせいか、ネクタイを持ってくるのを忘れたらしい。
私はチャリで来ているので、そのままネクタイを取りに学部長室へ。

 ネクタイを持って正門へ戻ると、教授の待ち人は未だ来ず。
40分に待ち合わせなのにまだ来ていない、と教授は愚痴りながらネクタイを受け取った。

 SC2kで連載を持っているとある方に出した感想メールの返事が来ていた。
毎月買っているSD誌の方にも連載を持っている人で、あの堅苦しい雑誌で唯一ノー天気な連載をやっているひとだ。
少なくとも、アスキーで未だ連載が続いているのが不思議な青木光恵よりは、全然マシな内容である。
てぇか青木光恵は西原の漫画のイメージが強すぎて、自分の漫画で幾ら着飾ろうとあのイメージが頭をもたげる。
青木光恵の誇張された裏側を見たければ、西原理恵子・神足祐二の「恨ミシュラン」(全三巻)を読むと良い。
アレが事実だと、むっちゃ笑える反面マジで笑えない。

 SD誌ってのは、非常に面白いのだが、私如きには訳の分からない記事が多いのだ。
だって、常日頃自分が扱っているシステムって基本的にWindows&Macintoshだからねぇ。
道楽的にBeOS 使っているけど、日本語のアプリ環境を考えたらとてもじゃないけど、使えないんだよなぁ。
それでも、多様な環境を取り扱ってくれる雑誌て、そうそう無いんだよ。
コレがやっぱり今のデスクトップ環境というものを象徴している。
Gobeの製品が日本語ローカライズされて、IMEとしてATOKが移植されてくれれば多少の不便で済むのだが・・・。
無いモノねだりしてもしょうがないのは解るが、やっぱり使い慣れてしまったソフトってやつはねぇ。
ATOKはMacintoshでもWindowsでも常に使っていたからね。
それにGobeのライトなオフィスウエアは、ClarisWorksの開発者達が造りあげたものだからね。
つまり、もう一息って所まで来ているんだけど、その一息が続かない。
Be Inc.ももうちょっと誠実に商売してくれれば良いのだが、現状はいかんともしがたい。

 DCカードのCMって中井貴一&河童・狸で十年やってるんだよなぁ・・・なんか当たり前すぎて、変わっても気づかないんじゃ無いのかなぁ。


Jul.25,2000 (Tue)

 コンコルドが落ちたぁ・・・夢の超音速旅客機!
だったのに・・・パリのシャルル-ド・ゴール空港を飛び立った十分後にパリ郊外のホテルに突っ込んだそうだ。
1969年にフランス・イギリスにより開発された。
就航年は知らないが、現在13機が現役である。
コンコルドの事故は就航以来初めてである。
これまで事故を起こしていないって事も凄い。
しかし、希少な航空機だけに世間には良く知られている機体であるので、かえって影響は大きいだろう。


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