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過去の日記



[行間を読め!]

Feb.8,2003 (Sat)

某同期会 in 北海道

 某団体の同期会がありました。
詳しくは後日記載。

とある祭りにて


Feb.10,2003 (Mon)

虚言〜Dr.Nakamatsu〜

 入り口はこうだ・・・彼の言う「テスラ学会」が存在するのか?
中松氏の著作によると、 IEEE(http://www.ieee.org/)の後援による未踏科学(用語として変)を扱う学会とある。
(IEEE → Institute of Electrical and Electronics Engineers:アメリカの「電気電子技術者協会」又は学会)
まず、ネット上の情報では「テスラ学会」なる学会の存在を確認できない。
であるからして、彼の受賞した賞の存在も確認できない。
仮にテスラ学会がIEEEそのものだとしても、IEEEの歴代各種Awardsに彼の名は無い。
少なくとも、ネットに掲載されている情報に無い事は確認済みだ。

 問題はまだある。
一般家庭でよく使われている簡易ポンプ(灯油ポンプとか醤油ちゅるちゅる)や、フロッピーディスクも彼の発明だと言う。
前者は中松氏が中学2年の時に、後者はIBMと秘密契約を過去に交わしたという。
簡易ポンプはまぁ置いておこう、でIBMとの秘密契約って何よ?
「国内メーカーが誰一人見向きもしなかったからIBMと契約した」と曰う。
「IBMと契約その他に関しては秘密にするよう言われた」とも曰う。
まぁ、秘密保持契約なんてのは一般的ですから、そりゃ実際に契約したとしたらそうでしょう。
しかし多くの人が聞きたいのはそんな事じゃ無い・・・特許の認可番号を教えて下さい!

 結局、他者の評価に足る情報を出していないんですよ。
たとえ彼の言う事が真実だとしても、他者は虚言としか評価できない訳です。

 これら哀れみすら感じるほどの虚言ではあるが、そもそも彼が自己主張しだしたのが'80年以降の事である。
つまり、これほど情報に開けた現在というモノを想像し得なかったし、出来なくとも無能とは言われまい。
そもそも、IEEE本体では無くIEEEが後援しているという「テスラ学会」と称すマイナーさが、彼の虚言のあざとさを物語る。
自己の経験からしてそうだったのだろう、確かに外国の学会の動向なんて専門家しか分からない。
それに、日本に住む人間としては、自分が所属している以外の学会の情報なんて、そうそう入って来ない。
そこを利用したと言うわけだ。

 彼は「発明家」であると自称している。
発明家という職業や業種が無い事から、基本的に「発明家」という肩書きは、他称もしくは自称に依らなければならない。
なるほど、個人である中松氏を見た場合、結構な数の特許件数を所有している。
だが、特許と発明は別のものだ。そして、発明という事象の定義は「発明家」と同じく、他称または自称なのだ。
彼は発明家という肩書きに華を添えるべく「発明件数世界一」と自称した。
が、彼の全発明リストは公開されてない。多分、全件数分の名前を考えるのが億劫だったのだろう。

 彼の(自称)最大の発明であるドクター中松エンジンというものがある。
このドクター中松エンジンには1と2があり、1は水を燃料とするエンジン。
2は(自称)永久機関という事になっている。
しかし、2は(自称)宇宙エネルギーの供給を受けるので、力学上の永久機関の定義とは外れる。
まぁ、半永久機関としておこうか。
で、このエンジン2の動作原理は(もちろんの事だが)ドクター中松しか説明できない。
彼は(自称)アメリカの学会で発表しデータの提出も行っているとしている。
ただし、公開された論文・データなどは一切無い。
検証可能な論文・データの無い発見とは、「妄想」または「虚偽」でしかない。

 勢いで書いてしまいましたが、この記述に反論がある方次の点に注意して下さい。
この記述に対する反論は、確実な反証となる特許認可番号や論文掲載紙の具体的な情報をもって行って下さい。


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