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過去の日記



[行間を読め!]

Aug.3,2001 (Fri)

 あ〜ようやく暇になったかな
 色々と面倒でね、やっぱり稼働前は忙しくて当然というものか。

IBM_IntelliStation_M_Pro投入!

 物欲爆発っ!って訳でも無いのだが、予定通り丁度良いマシンを入手しました。
その名も、IBM_IntelliStation_M_Pro、商品自体はずっとあるのだが、結構前の機種です。
PentiumII/300MHzでチップセットは440LX、つまりFSBが60と66しか設定出来ないのだ。
もちろん、下駄を噛ませば高速なプロセッサを搭載できるのだが、キャッシュプログラムとかが面倒だし、安定性に疑問があるから使わない。
取りあえずは、このまま333MHzまでは搭載できるので、Dual仕様にして使おうと思っている。
というか、katmaiが走ってくれれば、一番有り難いのだがね。
とはいえ66MHzでkatmai動かすと、550MHz使ってようやく333MHzというかなり哀しい事になるがね。

 M_Proの良い所は、追加のVRMを必要としない所だ。
セカンダリSlotにはダミーカードが刺さっていて、最初からセカンダリスロットには通電しているのだ。
ということで、追加のCPUを用意すれば良いのだ。
非常に良心的な造りに見えないことも無いのだが、新品で購入すれば「当然だ!」な値段なので・・・。
あと、SCSIがオンボードであるのも嬉しい事だ。
UltraWideから、普通のナローまで繋げる事ができるが、コヤツはメイン以外のストレージ用だと割り切る。
ブートするボリュームは、Ultra2Wideあたりで構成させるが良いだろう。
うっし!長年夢に見ていたALL_SCSIなパーソナルワークステーションができるぜっ!
ただし、動かすのがWindowsというのがちとアレであるが・・・IDE構成のものを用意して、Beを復活させる?
ただの一度も使っている暇の無かったBeOS_R5が不憫でしょうがない。
あ、パーソナル版は試しに入れてみたっけ。


Aug.6,2001 (Mon)

はじめてのマクロ

 ええ、実は今まで使った事無かったんです。
MSオフィスの色んな機能を今まで使ってきたが、単調というか必ずする様な作業ってのは案外少なく、わざわざマクロを組む事も無かったのだ。
で、今回仕事でマクロを組まなきゃならんようになった。
いや、大した事じゃ無い。現在の仕事はVBだし、VBAはその辺のオヤジでも使ってる機能だ。
ただ問題がある・・・VBAとVBの両方を使った事がある人はお解りであろう・・・。
そう、仕様の統一がなってないのだ。
言語自体の文法はさほど違いは無い、しかし、各種のコントロールの仕様が違う違う。
VBのつもりでやってると、もうグチャグチャ。
すっごい根本的な点をいちいちヘルプで確認せねばならず、面倒ったらありゃしない。
だいいちさぁ、月に一回しかやらない事なんだから、マクロで自動化せずに普通にやれよ。
そんなに手間な事か?
・・・等という発言は、お客の前とかでは絶対にできません。
でも、合意した詳細設計書には無い項目ですからなぁ、つまりはサービス分ってこった。

 IntelliStation触ってる時間がねぇ・・・
というか、ディスプレイをとっとと手配せねばな。
心情的にはIBMの黒いヤツが欲しいが、まず中古では無い。
かと言って新品で買うと、黒い色とIBMというブランドのおかげで、同等の他社製品のプラス\10kという痛さ。
中古の15inchTFTが余裕で買えそうだ。
しかし、ここであんまし出費すると、9月の某氏の結婚式に出す祝いを削らねばなるまい。
まぁ、それもなんだから、取りあえずシャドウマスクの良い品を買う事にした。
まだ発注はかけてないものの、シャドウマスク管では間違いなくトップレベルの性能。
付いているブランドのロゴは『sgi』♪そう、VW320が出た時のアレだ。
色もグレー系だから、真っ白いヤツを買うよりはまだいいだろう。

本の紹介〜♪
 『クラッシュ』〜絶望を希望に変える瞬間(とき)〜 太田哲也 【幻冬社】

 何ともベタな副題だと思われるかも知れないが、ドキュメントなのだからしょうがない。
実を言うとこのレーサー、かなり前から知っている。かれこれ10年近くまえに遡るのだ。
高校の時から買っている某自動車誌に、この著者がF3000のシートを失った辺りから書き出したのだ。
この人が書く記事はなかなか評判が良かった。
ル・マンでフェラーリのシートを預かって以来、レーシングフェラーリに乗り続けていた。意外に一般に知られてないのだが、フェラーリに乗ってこれほど闘っている日本人ドライバーは太田哲也くらいだ。
というか、日本人ドライバー等と書かなくても、1993年にル・マンにフェラーリが9年ぶりに参戦したときのドライバーでもある。
もう少し近いので言えば、タイサンのF40のステアリングを握っていたし、クラッシュした時のクルマもF355GTである。
いわゆる「フェラーリ使い」の称号を持つ男である。
1998年5月3日に事故にあって以来、体を修復中・・・現在、サーキット走行が出来るまでに直って来ている。
走れ!太田哲也!耐久レースを走る太田哲也を俺は見たい。


Aug.7,2001 (Tue)

 ぼくにもできた♪

 マクロ使った開発・・・というか仕事、無事終了〜♪
上司というかチームリーダーが言った通り、1.5日で上がりました。
因みにこの半端な0.5日は別の仕事してましたんで。
ヘルプとか読んで、コントロールの使い方とか見てた時間を除けば、マクロ自体は半日もかけてないです。
他は、マクロと連携するVBの方でShellExecute(Win32API)をはじめて使ったので、そっちの方が時間取られました。

 しっかし・・・マクロ楽だね。
レコード機能使えば、サンプルコードバンバン出せるから、後はそれを元に固有の値を変数化するだけでOKなんだから。

 そりゃ使い方にもよるが、1からコード書くことを考えたら、ホント楽だわ。
ただ、Outlookに載せる必要があったかどうかは・・・ね?


Aug.10,2001 (Fri)

SQLって良いよなぁ

 今やってる仕事だが、まぁ毎回変わらずDBからデータ取ってきて処理するのだが、コレがむずい。
どうむずいかと言うと、今まで使ってたDBとは全く毛色が違うからなのだ。
最近の売れ筋と言えば、当然トップがOracleだし、次ぐらいにMS_SQLServerがある。
他、DB2とか色々あるが、一般的な用途であれば基本的にDBへの問い合わせ言語としてSQLを用いているものが多い。
接続処理を行って、SQLを投げかけてやれば、容易に結果セットが返って来る、便利だ。
もちろん私も、最初に使ったDBはOracleだったし、ちょっと前までの業務はMS_SQLServerだった。

 だが、現在の業務は違う。
BtrieveというDBを使用しているのだ。
現在この製品の名前は、Pervasive_SQLという具合に変わっている。
SQLが実装されているのだが、相変わらずSQLを使用せずに、専用関数を用いてレコードを直接取ることもできる。
いきなり書いても、こっちの事を全く知らない人には分からないので、適当にくだいて書こう。
DBへの「こういう結果が欲しい」という要求は、現在よく売れているDBではSQLという問い合わせ言語を使ってやっている。
「コレとアレとコレを、このテーブルから取って来なさい、条件はこうです」と、非常に分かり易く書ける。
一方、こういう問い合わせのインターフェースを実装していないBtrieveというDBでは、検索するキーは当然指定するが、
”コレとアレとコレ”という取り方はできない。
要求に応じたレコードを、ゴソッとバイナリで渡されるだけである。
つまりだ、SQL等で問い合わせて結果を得るタイプのモノは、条件にあったチロルチョコをレコード毎に各要素分をちゃんとくれる。

 一方で、Btrieveの方は、業務用の板チョコを渡されるだけで、ユーザーが好きに加工しろというタイプなのだ。
取りあえず、手間である事は分かって頂けただろうか?

 どういう作業になるか?を言うと、チマチマと仕様書を見ながら先頭から4バイトが連番コードで、何番目から3バイトが数量で、何番目から64バイトが名称で・・・・といちいち切り分けるのだ。
で、この作業を効率よくやるためには、構造体を用いるとマニュアルに書いてあった。
実際に過去のコードを見ても、同じように造ってあり、結果を受ける変数を構造体とする事で、切り分けの手間を省くのだ。
また分からない記述になってしまったから、適当にくだいて書こう。

 通常、単に問い合わせの結果レコードを受けるだけなら、結果レコードよりも大きいバイト数の変数を用意すれば良い。

それは、溶けたチョコを受けるのに、溶けたチョコより容積の大きい入れ物で受けてやるという事。

一方、問い合わせの結果レコードを、レコードの仕様に合わせた構造体で受ける。

これは、溶けたチョコを受けるのに、格子状の仕切のある溶けたチョコより大きい容積の入れ物なのだ。

 そうするってぇとアラ不思議、必要なデータが何処に入っているか分かり易く、取り出し易いといういうわけだ。
だが、まだ問題はある。
ただ単にバイト毎に文字が入ってるなら、ただ取り出すだけで良い。
しかし、4バイトで表現できる整数値は?・・・-2147483648 〜 2147483647という範囲である。
1Byte=8bitであるから、2の8乗×2の8乗×2の8乗×2の8乗、という計算になる。
ただ、バイト型を変換するだけなら、別に問題は無いのだが、ひとつイヤらしい点がある。
それは、バイトオーダの違いというヤツだ。
CPUの事をご存じの方、いやそういう人なら最初から知っているだろうが、Intelベースだとこういう問題が生じる。
端的に言えば、バイトの並び順が素直じゃないのだ。
過去の遺産、まぁレガシーと表現されるモノをシャレにならんほど抱え込んでいる為にこういう事が起きる。
という事で、バイナリで取ってきたらチマチマ切って直さねばならん。
 コレが面倒。
そいで、文字コードの問題とか、ピリオドの無い少数値とか、色々と変換する関数でコードが肥ってゆく。
イヤになるくらい面倒なコーディングなのだが、ちょっと前まではこういうのが当たり前だったのだ。
というか、PC以外の世界では、幾らでもあること。

 こういう風に、まさしく「コンピュータを使っている」という感覚は、98使ってた時以来かも知れない。
面倒ながらも、結構楽しんで仕事が出来ているかも知れない。
ただ・・・コレ関係の仕事って暫く続くんだよなぁ・・・ウザイなぁ・・・。

 あっ!そうだ、何でこんな面倒なDB使うのか書いて無かったね。
こういうDBは、SQLみたいに完全に代理人を立ててDBとレコード取得の交渉をするんじゃ無くて、直接DBのファイルを読みに行くのだ。
するってぇと、DBは問い合わせのキーに応じたアドレスをそのままゴソッと渡すだけで非常にシンプル。
実行速度はSQLベースと比べるのがバカらしい位で、サーバの負担も極々軽い。
データ定義をサーバ側が持たない為に、非常に高速で、負荷が少ないのだ。
クラシックペンティアムで64MB程度のメインメモリでも、サックリと動いて処理してしまう位なのだ。
コレを用いたシステム開発自体は手間だが、用途に応じて使われているという事だ。


Aug.12,2001 (Sun)

千と千尋の神隠し

 『千と千尋の神隠し』観てきました、レイトショウで。
 菅原文太が良い感じ・・・?って他に無いのかっ!
[全体的なアニメーション技術について]
 まんまデジタルと感じてしまう部分はさっ引いて、取りあえずは小慣れたと思われるのが、透過処理である。
要は光を透過してしまう素材の表現であり、また演出に用いられている部分の事だ。
え〜、卒論時のノートを取りだして(修論じゃ無いよ、卒論で御粗末な画像処理をやったから、基礎の極一部は知っている)・・・色ってのは色相、および明度・彩度から成っている。
だが、コレは単純に切り取られたイメージに対しての表現法である。
つまり、レイヤーだのマスクだの関係なしで、完全な二次元軸にベタで色情報がある状態を示す。
乱暴だが、コレがセルアニメーションという言い方もできる。
撮影時に何枚か重ねて取るが、色を持ったセル自体がある種のフィルタとして働く事が無いという点からだ。
所が、コンピュータで色の根元たる光をシュミレート、レンダリングを行うと違ってくる。
透過や反射等という、情報を処理する事ができるからだ。
もちろんセルアニメーションでも、その都度切り取られた画面を構成すれば同様と言えるが、ハッキリ言って手間だ。
アニメーションのセル塗りをご存じであれば、どういう事かお解りでしょう。
所が、コレがコンピュータであると、動的にパラメータを弄ることができる。
というか、完全にコンピュータの得意分野であるのだ。
 そいで、CG使い出すと真っ先にやるとも言えるのが、実写では不可能なカメラワークである。
これは、別に普通のアニメーションでも行われる事だが、CG化する事でより正確に周囲の動きが作り出せる。
”周囲の動き”等という描き方をしたが、実際に動いているのはカメラ(切り口)の方である。
しかしまぁ、これは構造体に対してであって、キャラの動きはやはり経験と技術がモノを言う。
 批評なのか蘊蓄なのか分からなくなってきたか・・・では内容に移ろうか。
全体的に言えば、一歩さんの批評に非常に近い。
私が見に行く前日辺りに、姉夫婦が子供連れて見に行ってきたのだが、この甥っ子が「怖い」と言って半分で止めた。
あ、でもダンナに子供任せて、姉は最後まで観たそうな(・・・義兄さんに合掌)。
 以下、ネタバレにつき、色を変えてお送りします。観てない人はテキストを読まないでね。

 甥っ子がどうしても怖くて観てられなかったのが、主人公の両親が豚へと変わるシーンだったという。
もちろん、「映画の中のように自分の両親が、人では無くなってしまう」という想像というか連想があったのだろうが、確かに一番残酷と言えば残酷なシーンであろう。
 後半で、ハクが竜となり傷つき暴れるシーンもあるが、「報い」であって「不条理」では無い。
もちろん、ハク自身の境遇が「不条理」で彩られているが、より直接的に表現されているのは・・・だ。
やはり物語のキーとなる、最も不条理かつグロテスクであるシーンであろう。

 言いたいことはいっぱいある気がするが、明確に言語化出来るって訳でもない。
細かい所で、ちゃんと笑わせているし、小ネタで気になったのは車。
クアトロ乗ってるなら、主人公のオヤジってそれなりの収入があるのだろう。
しかし、今時の子供に「えんがちょ」って分かるのか?もちろん同行した親向けって気がするが。
しっかし・・・菅原文太に「え〜んがちょ♪」と言わせる宮崎最高!(笑)

 で、全体的な内容の評価としては、程々に良く”気負い”が抜けている感じです。
「もののけ姫」みたいに、何か言いたくなるような作品とは根本的な差異があります。
個人的には、街および油屋の構造データが観てみたいです・・・ってぇか、DVDで三次元データ集出してよ。


Aug.30,2001 (Thu)

 GAIA,ORTIGA,が配備された、後は・・・。
 長い間更新していなかったが、ただ単に仕事の疲れのせいです。
単に面倒だったからだろ?と言われて仕舞えばその通りなのだが、それがやはり問題なのだ。
自宅に戻り、飯を喰い、風呂に入り、メールをチェックする。
それで、次は?・・・寝る、になってしまう。

ジュラシックパーク3

 『ジュラシックパーク3』観てきました、またまたレイトショウで。
面白かったか?と聞かれれば、動くのはもうこの辺でいいかなぁ・・・というのが率直な感想。
ジュラシックパーク1に関して言えば、CG技術の粋を集めた渾身の作であったが、今では当たり前すぎるのが問題。

観客が慣れてしまって、大問題。

 だって、ジュラシックパークという作品はCGで無ければ造れない映像を造っているのがその主たる意義だったのだが、やはり2作目以降はね。
CGを使う意義というか、大前提はもうこれ以上無いと言うくらい満たしている。
しかし、シナリオのプアさ加減は回数を追う毎に増大しているのはどういうことだ?
内容を追うと「へぇ・・・ふぅ・・・それで・・・ああそう・・・」で終わる。
山はどこだっ!
意味はあっても、ヤマとオチが無ぇ。

  • ・・あ〜サルの方がまだマシだったかな?

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